...蟻田博士のため危ういところを救われ...
海野十三 「火星兵団」
...団体動物では上下交々(こもごも)利を征めては国が危ういという文句のとおり...
丘浅次郎 「人道の正体」
...動物の一生涯の中で最も弱く最も危うい時期はすなわち幼時であるにかかわらず...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...危ういところで食い止めたからよかったようなものの...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...なんの危ういことがあろう...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...危ういと思う心さえなくなるほど梢(こずえ)を離れる...
夏目漱石 「野分」
...危うい欄干に凭れるように...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...地獄の釜(かま)の底から這(は)い出したように危うい命を取止めて参りました」「それにしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これも危ういところで...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...――みどうのお家が危うい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...それは正に危うい瞬間だった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...自分の危ういところを助けてくれた者は...
吉川英治 「三国志」
...危うい哉(かな)――何も知らずに蕭関へ臨んだら...
吉川英治 「三国志」
...軍自体の運命すら危ういのに...
吉川英治 「三国志」
...――が、危うい一歩で、孔明の軍は陣門の内へ奔(はし)り込み、あとは厳しく閉めて、敢えて戦わなかった...
吉川英治 「三国志」
...国は危うい」「かくては...
吉川英治 「三国志」
...危ういこと哉(かな)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...あわや危ういかとさえ思われた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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