...団体動物では上下交々(こもごも)利を征めては国が危ういという文句のとおり...
丘浅次郎 「人道の正体」
...なんの危ういことがあろう...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...渡る足元は危ういから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...九死一生の危ういところを救われ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危ういところで向う岸へ這い上がって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危ういところで命を助かったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなた方のおかげで危ういところが助かりました...
正岡容 「寄席」
...危ういところを(のが)れましたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...知られていたことによる自分の危うい立場を考えて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...危ういかな投げ槍の小六...
吉川英治 「剣難女難」
...思えば危うい限りだった小柳生の城も――天慶(てんぎょう)以来つづいて来た柳生ノ庄七千石の領土も――ために...
吉川英治 「剣の四君子」
...危うい限りである...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵を知らぬ危うい作戦...
吉川英治 「新書太閤記」
...危うい哉(かな)だ――相手は若将ながら徳川家康...
吉川英治 「新書太閤記」
...危ういことだ」秀吉がこう呟(つぶや)いている間に...
吉川英治 「新書太閤記」
...危ういとは、何をさして?」「このたびの、御縁組でございまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の心が危ういのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お家は危ういと思います」「だまれ」はじめて色を作(な)して...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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