...今その印象記を書くのに当り...
芥川龍之介 「本所両国」
...本所の印象記の一節にかういふことを加へるのは或は私事に及び過ぎるであらう...
芥川龍之介 「本所両国」
...本所の印象記の一節にこういうことを加えるのは或は私事に及び過ぎるのであろう...
芥川龍之介 「本所両国」
...自分は最後にこの二篇の蕪雑(ぶざつ)な印象記を井川恭氏に献じて自分が同氏に負っている感謝をわずかでも表したいと思うことを附記しておく(おわり)(大正四年八月)...
芥川龍之介 「松江印象記」
...最も誠実な印象記として...
戸坂潤 「読書法」
...また仏国各州の都市古蹟を歩廻(あるきまわ)った印象記とを合せてEn(アン)Flanant(フラアナン)と題するものを公(おおやけ)にした...
永井荷風 「日和下駄」
...逗留(とうりゅう)二十五日間の印象記という種類に属すべきもので...
夏目漱石 「手紙」
...ウォシントン・アーヴィングが此の土地の印象記(それを私は中学時代に読んだ)を書いた時泊っていたホテルだというので有名だが...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...それは葛西氏が私の印象記のうちで漠然と語り...
牧野信一 「断想的に」
...一九二八年の春の終りに書いたモスクワ印象記では...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...とくに人間についての印象記などは立派だ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...此間から見て歩いた寺々の庭の印象記を書きはじめた...
室生犀星 「京洛日記」
...(昭和八年五月)名人印象記明治芸界の追憶明治芸界の三名人について...
山本笑月 「明治世相百話」
...その旅中の印象記と詩歌とを集めたものである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...幼稚であるにもせよ最初の印象記は有機的なつながりを持っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...また古美術の優れた美しさを同胞に伝えるために印象記を書くということも意味のないことではない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...とても惜しくって印象記などにはできないという...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...とても惜しくつて印象記などには出来ないといふ...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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