...パスポートの申請に必要な印可がまだ取れていない...
...この契約書には、上役の印可が必要です...
...新製品のデザインについて、上司の印可を得る必要があります...
...その計画は役員会の印可を得ることができました...
...申請書には、役所の担当者の印可が必要です...
...寺院で説教する事との印可(いんか)を受けて帰ったのは...
有島武郎 「クララの出家」
...八宗の大意を窺い得てそれぞれの宗派宗派の先達(せんだつ)に会って自分の解釈を述べて見ると何れもそれを印可して...
中里介山 「法然行伝」
...役(えん)の優婆塞(うばそく)聖護院印可(しょうごいんのいんか)覚明(かくめい)」とあり...
吉川英治 「剣難女難」
...そして朝廷の大官は日本政府の名による印可符(いんかふ)(許可証)を彼の交易船に貸していたというわけでもある」「お待ちください...
吉川英治 「私本太平記」
...これに官の印可(いんか)と保護を与えた...
吉川英治 「私本太平記」
...御印可をいただいておくが」「では...
吉川英治 「親鸞」
...例年当寺ニテ執行(シュギョウ)ノ阿波(アワ)丈六寺代印可ノ儀併(ナラ)ビニ遍路人(ヘンロニン)便乗ノ扱イ等俄(ニワカ)ニ阿州家(アシュウケ)ヨリ御差止(オサシト)メ有之候(コレアリソウロウ)ヲ以(モッ)テ中止イタシ候(ソウロウ)尚(ナオ)秋船(アキブネ)ノ遍路ハ其折(ソノオリ)再告申(サイコクモウ)スベキ事(コト)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...国分寺の印可(いんか)をうけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...伊勢守から受けた新陰流の印可と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...死者の所持していた唯一の戸籍証明である「印可目録」は自分が彼の臨終(いまわ)の一言によって預かって来ているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...懐中(ふところ)の印可の巻を出して巻末の一行――佐々木小次郎殿とあるところだけを隠して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五ちょっと、言葉をきって、美少年はその眸に、雲のかげを映(うつ)し、何か感慨に耽(ふけ)っていたが、「――けれどその鐘巻先生も、昨年、大寿を全うして、ご病死なされてしまった」呟(つぶや)くようにいい、「私は、周防にあって、同門の草薙天鬼(くさなぎてんき)から、その報(し)らせをうけた時、師恩に感泣しました――師の病床についていた草薙天鬼、それは私よりもずっと先輩だし、また、師の自斎とは叔父甥(おい)の血縁でもあるのですが、その者には、印可を与えずに、遠く離れている私を思ってくれて、生前に、印可目録を書き遺(のこ)して、一目会って、手ずから私に与えたいと申されたそうであります」眸がうるんで来て、今にも涙のこぼれそうな眼になる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...中条流の印可目録と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「これです」源八が、印可の巻物を、亡き人に代って小次郎の手へ授けると、小次郎は、押しいただいて感泣するかと思いのほか、「――要(い)らない」と、手も出さない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先生はわしへ印可を下すったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小次郎が師の自斎の印可目録も辞して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上様(うえさま)のご印可をいただいて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...禅宗において特に重んずる以心伝心あるいは正師の印可(いんか)というごとき主観的事実を哲学的に活かせたというべきであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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