...いざや人物の観察にても始めんと目を見開けば隣りに腰かけし印半天(しるしばんてん)の煙草の火を借らんとて誤りて我が手に火を落しあわてて引きのけたる我がさまの吾ながら可笑しければ思わず噴き出す...
寺田寅彦 「東上記」
...群れを離れて田中の正太が赤筋入りの印半天(しるしばんてん)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...群れを離れて田中の正太が赤筋入りの印半天...
樋口一葉 「たけくらべ」
...群(むれ)れを離(はな)れて田中(たなか)の正太(しようた)が赤筋入(あかすぢい)りの印半天(しるしばんてん)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ふと川上一座と襟(えり)に染(そ)めぬきたる印半天(しるしばんてん)を着せる者に逢い...
福田英子 「妾の半生涯」
...次には印半天を着せて...
夢野久作 「怪青年モセイ」
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