...此書は印するに四號活字を以てせり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一日に市中のどのくらいに足跡を印するか料られぬ...
泉鏡花 「婦系図」
...一大汚点を印するところでありました」「それは...
海野十三 「空襲葬送曲」
...不純の痕跡を印するを免れ難き故に...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...また勅命を待たずして仮条約に調印するを聞くや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...事物が有っている関係を離れて任意な性格を刻印することは許されない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...清國全權に向ても特約に調印すべからずと通告したり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...心々直に相印するの感を生じて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...天空の星座と軟(やわら)かき泥地に印するあひるの足跡の星形とを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幹をすかして空の見える反対の方角を見ると――西か東か無論わからぬ――爰(ここ)ばかりは木が重なり合(おう)て一畝(ひとせ)程は際立(きわだ)つ薄暗さを地に印する中に池がある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...床に印する足跡というものは二本の歯の底だけである...
夏目漱石 「模倣と独立」
...この短い詩形の中へ当時の環境から感得した名状すべからざる混沌感を捺印するのであるから...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...頭の痕を窓枠の下の方に印するまで這入つたのだらう...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...その例嵯峨へ帰る人はいづこの花に暮れし一行の雁(かり)や端山(はやま)に月を印す朝顔や手拭(てぬぐい)の端の藍をかこつ水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否か柳散り清水涸(か)れ石ところ/″\我をいとふ隣家寒夜に鍋をならす霜百里舟中(しゅうちゅう)に我月を領すその外調子のいたく異なりたる者あり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...わが手によって認め封印す...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ドイツの俚説に灰上に家鴨(あひる)や鵞の足形を印すれば...
南方熊楠 「十二支考」
...我らのうちに自らを印す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの歯形を印することあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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