...本卦返(ほんけがえ)りをした老人である...
芥川龍之介 「老年」
...もとへ戻ると卦には出ているからな...
犬田卯 「錦紗」
...或は又必ずしも各卦同一の爻數を含むとは定まつてゐなかつたと見るか...
内藤湖南 「易疑」
...委しく云ふと各々の卦に相當した御籤があつて...
内藤湖南 「易疑」
...それから更に進んでは繋辭に見えるが如き數の思想が一方に生じてくると共に陰陽を基礎とした卦を以て其形を表はすことが始まり...
内藤湖南 「易疑」
...釋畜篇の末の部分は殊に易の説卦傳と關係があるらしく思はれる所がある...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...あたらない八卦は大抵載つてゐないのです...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...これも易の坤卦から取ったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「ははは、いよいよお延び奉ってやがるな」南玉が、湯にかかりながら、喋っているのを見て、庄吉が「あんな噂は、お前さん、何んでもござんせんよ、交易をしたいってんで、やって来やがるっんで」「交易って、貴下(あんた)――」「おいでなすったね」と、又、南玉が口を出して「交とは、それ、交合の交、交際の交、陰陽相交わるの形であって」「取引さ、日本と、商売がしてえって」「易とは、これ、八卦屋の漢語だ...
直木三十五 「南国太平記」
...その卦兆の辭を見るに「魚の疲れ病み...
中島敦 「盈虚」
...「八卦(はっけ)だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この八卦(け)は當らないかも知れないから」二人はもとの大井半之助の家へ引返すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...卦(け)の面には『此戀叶ひ難し』と出さうですね」「それつきりか」「まだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...阿片と八卦と親類とを考えずして支那は理解出来ぬと支那通はよく話す...
横光利一 「静安寺の碑文」
...算木を置いて現れた卦に判断を下せば良いのであった...
横光利一 「馬車」
...黄色な布に黒で八卦(はっけ)を画(か)いた中軍旗も...
吉川英治 「新・水滸伝」
...八卦(はっけ)の乾坤(けんこん)を書いた布の囲い...
吉川英治 「春の雁」
...あの山に行けと卦(け)が出た」「高照(たかてる)ですか」「何山というか知らんが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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