...その最高点を占むるは...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...南洲翁ノ作ト稱スルハ誤ル)謂はゆる忙(ばう)中に間を占むる者なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...如何なる地歩を占むべきものか...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...その女子の胸の片隅を占むるや...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...曩の高踏派と今の象徴派とに屬する者其大部を占む...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そもそも生物学なるものは種々の科学の中でいかなる位置を占むるものであるかというに...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...ウーリュンポスに座を占むるクロニオーン之を聞き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...第一外交機関が殆ど全く藩閥の勢力圏を離れて独立の位地を占むるに至りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たとひ現に絶対的多数を議会に占むる能はずとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...日本にとって満洲が如何に重要な地位を占むるかを説きたて...
豊島与志雄 「変る」
...それは歌う歌劇(オペラ)と語る演劇(ドラマ)との中間を占むる音楽的戯曲の一形式――自由な言葉と自由な音楽とを結合した芸術――現代の芸術家がほとんど思いついていないものであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時として實力あるものが階級を超越して占むる事ありても...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...銀も此頃よりして漸次貨幣として重要の位置を占むる事となり...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...浮世絵肉筆画は東洋固有の審美的趣味よりしてその筆力及び墨色(ぼくしょく)の気品に関しては決して最高の地位を占むるものにはあらざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...物理學の重要部分を占むるに至り...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...首席を占むる隣り合せの二人が...
夏目漱石 「幻影の盾」
...家門の繁栄と大利を占むるはこの時なり...
吉川英治 「新書太閤記」
...『源氏物語』全篇の中でかなり重大な地位を占むべき葵上...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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