...人民みなその知徳ともに高等の地を占むるときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...俳諧一卷の首位を占むべき氣品と重みを見出すなら...
心猿 「荷風翁の發句」
...雪裡今に春を占む...
大町桂月 「常磐の山水」
...本土並びに諸の岸を領とし占むる民...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...舟おのおのに五十人心一つに漕座占む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又柁(かぢ)とりて兵船の先に其座を占むるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...未だ議会の過半数をも占むる能はざるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たとひ現に絶対的多数を議会に占むる能はずとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...日本にとって満洲が如何に重要な地位を占むるかを説きたて...
豊島与志雄 「変る」
...最もよき官職は皆此仲間の占むる所となつた...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...銀も此頃よりして漸次貨幣として重要の位置を占むる事となり...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...浮世絵肉筆画は東洋固有の審美的趣味よりしてその筆力及び墨色(ぼくしょく)の気品に関しては決して最高の地位を占むるものにはあらざるべし...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...清長は浮世絵発達の歴史上その創始者なる菱川師宣(ひしかわもろのぶ)また錦絵の発明者なる中興の祖鈴木春信(すずきはるのぶ)と並びてこれらの三大時期を区別せしむべき最も重要なる地位を占む...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それは果して最後の勝利を占むべき性質を有して居るであらうか...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...物理學の重要部分を占むるに至り...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...しかるに自然科学的思惟においては実体概念に代って関係概念が指導的な地位を占むるに至った...
三木清 「哲学入門」
...恰も是れ石川の当に占むべき地位である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一尺の地歩を占むるにも幾百の勇士の血に代へて猶難しとした当年の戦跡に...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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