...南洲翁ノ作ト稱スルハ誤ル)謂はゆる忙(ばう)中に間を占むる者なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...芸術が実生活の上に玉座を占むべきものであるのを疑わない君も...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...社会問題の最も重要な位置を占むべき労働問題の対象たる第四階級と称せられる人々をいうのだ...
有島武郎 「宣言一つ」
...その領土の大部分を占むるユトランド(Jutland)の荒漠を化してこれを沃饒(よくにょう)の地となさんとの大計画を...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...この清風明月を占む...
大町桂月 「月の東京灣」
...又おほいなるヘリケーのほとりを領し占むる者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...侍婢の間に坐を占むるアルガエエーのヘレネーは...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...互に接し位置を占む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...新内閣中実に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...たとひ現に絶対的多数を議会に占むる能はずとするも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして彼がオリヴィエの生活のうちに場所を占むれば占むるほど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...首席を占むる隣り合せの二人が...
夏目漱石 「幻影の盾」
...既に君主の地位を占む...
蜷川新 「天皇」
...精神的快楽は体育の半を占む...
正岡子規 「病牀譫語」
...恰も是れ石川の当に占むべき地位である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...スフィンクス等の間に坐を占む...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...堂々として一般民衆の趣味傾向の王座を占むる事となった...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...家門の繁栄と大利を占むるはこの時なり...
吉川英治 「新書太閤記」
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