...南洲翁ノ作ト稱スルハ誤ル)謂はゆる忙(ばう)中に間を占むる者なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...これは統帥が戦争の手段の内に於て占むる地位の関係より生ずる自然の結果である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そもそも生物学なるものは種々の科学の中でいかなる位置を占むるものであるかというに...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...わづかに一割半を占むる哀れなる奥州...
太宰治 「津軽」
...二將の陣の中央に位占むるはオヂュシュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...屍體の占むるすべての地...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...貧にして野蛮なる人民に向かってその勝利を占むるを得せしめたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...すなわち全面積に対する比例百につき十二を占むるの割合にして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然れども公が新日本建設者の一人として優勝特絶の地歩を占むる所以は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...第一外交機關が殆ど全く藩閥の勢力圈を離れて獨立の位地を占むるに至りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...未だ議会の過半数をも占むる能はざるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...第一外交機関が殆ど全く藩閥の勢力圏を離れて独立の位地を占むるに至りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...特別の行を占むるナポレオン...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...普通の者に不便な場所を占むる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銀も此頃よりして漸次貨幣として重要の位置を占むる事となり...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...まったく雪の毛勝岳の占むるところとなっていた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...武士の命を三分(ぶん)して女と酒と軍(いく)さがその三カ一を占むるならば...
夏目漱石 「幻影の盾」
...多きは四分の三を占むるものさえあり...
正岡子規 「曙覧の歌」
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