...然(しか)し卜新老の首根つこを押へつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...どうか女の婿になってください」売卜者は醜い女(むすめ)の姿を何時の間にか見ていた...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...其俗擧事行來、有所云爲、輒灼骨而卜、以占吉凶、先告所卜、其辭如令龜法、視火占兆...
陳壽 「魏志倭人傳」
...ただちにわが邦の将来を卜するの決して妄想迷説たらざることを信ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...多少とも云わば神話的とも云うべき卜占・透視(Divination)がなければならぬ*...
戸坂潤 「科学論」
...あの広い表通りに門戸を張っている卜者(うらない)はまるで見当らなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...卜庵は生涯虚言(うそ)は言はなんだ...
森鴎外 「栗山大膳」
...その晩から姿をくらました売卜(ばいぼく)先生です...
吉川英治 「江戸三国志」
...卜伝(ぼくでん)直系の第一人者であった...
吉川英治 「剣の四君子」
...何となく卜(ぼく)し得るものがあった...
吉川英治 「三国志」
...鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)と泣(な)き虫(むし)蛾次郎(がじろう)一さすが伊賀衆(いがしゅう)の三羽烏(さんばがらす)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...卜斎めが釣(つ)り天井(てんじょう)の綱(つな)を切ったんだろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おまえの主人の鼻かけ卜斎(ぼくさい)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...卜斎(ぼくさい)が逃げてしまったと?」それと聞いて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...武器(ぶき)として、目つぶしとして、敵が大刀へ風を切らせてくるとたんに、卜斎の眼玉へ、それをたたきつけようと気がまえているのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...わしの宅(たく)へきてお泊(とま)んなさい」地蔵行者(じぞうぎょうじゃ)と卜斎(ぼくさい)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...決してただの凡庸(ぼんよう)な売卜者(ばいぼくしゃ)ではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...卜伝の正流は東国にひろまらずに伊勢へ残った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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