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心猿 「荷風翁の發句」
...右 勝卜部兼直しぐれつる雲を外山にわけすてて雪に越えゆく足柄の關左前中納言爲相女足柄の山のあらしの跡とめて花の雪ふむ竹の下道花を踏むも...
大町桂月 「足柄の山水」
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内藤湖南 「支那目録學」
...卜占というものにある程度までの信が持てると...
中里介山 「大菩薩峠」
...卜傳流の早速の働き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...卜筮(うらない)呪詛(まじない)一切不信仰で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「売卜(ばいぼく)先生」と言へば「卜屋算(うらやさん)」と言ひしよりも鹿爪(しかつめ)らしく聞えて善く「訪はれ顔」に響けり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...青柳東里(あをやぎとうり)の続諸家人物誌には村卜総(そんぼくそう)の次に此人を載せてゐながら...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...殊に大新嘗には国中の公田(くでん)を悠紀(ゆき)・主基(すき)に卜定(ぼくてい)して...
柳田国男 「海上の道」
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柳田国男 「海上の道」
...乗ったことのない売卜(ばいぼく)者でございますんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...つまらぬ売卜者(うらないしゃ)であったらしい...
吉川英治 「剣難女難」
...いったい、その易者の卜は、どれほど神通なのか...
吉川英治 「三国志」
...何となく卜(ぼく)し得るものがあった...
吉川英治 「三国志」
...こんちくしょう、な、な、なんでおれをなぐりやがる」「蛾次郎、いつきさまにひまをくれた」「えーッ」「いつ、この卜斎が、暇(ひま)をやると申したか」「あ、いけねえ!」蛾次郎が、くるくる舞(ま)いをして逃げだしたのも道理、それは、雨(あま)ヶ岳(たけ)からおりてきた当(とう)の卜斎、すなわち上部八風斎(かんべはっぷうさい)であった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...卜斎いよいよタジタジして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...船頭は卜いによって航海のやり方をきめるので...
和辻哲郎 「鎖国」
...この卜部一家の生計を支うる基本収入である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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