...「卜筮(ぼくぜい)」の算木(さんぎ)の旗...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...信ぜぬ乍(なが)らも己(おの)が厄運(やくうん)にかゝはる卜(うらなひ)をばいと心こめてきくにも似たり...
石川啄木 「閑天地」
...詩人竹山靜雨が上京して駿河臺に居を卜したが...
石川啄木 「病院の窓」
...また以て我が国民性格の高下(こうげ)を卜(ぼく)するに足るではありませんか...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...算木卜占術を傳習して算所となり...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...長者は売卜者を己の室へ呼んだ...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...神を祭って卜(うらない)をした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...なんとなれば現今の形勢をつまびらかにせずんばもって将来の命運を卜するあたわざればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その一斑を卜(ぼく)すべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...卜筮の本として用ひたばかりでなく...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...縁談を卜つたのかい」「お通夜だつて葬式(とむらひ)だつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ずいぶん風流めかした居を卜としても...
正岡容 「わが寄席青春録」
...売卜者(うらないしゃ)のような人を馬鹿にした...
水野葉舟 「遠野へ」
...この日の晴雨を以て一年中の天候を卜(ぼく)する風も岡山地方にはあるから...
柳田国男 「年中行事覚書」
...むかしは滝口の武者卜部兼好(うらべかねよし)だった者である...
吉川英治 「私本太平記」
...親方(おやかた)の鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのなかには客分格(きゃくぶんかく)の鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)がまじっていて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...塚原卜伝のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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