...」八十四歳を売物にしてゐる卜新氏は...
薄田泣菫 「茶話」
...市へ往って売卜(えきしゃ)にみてもらいますと...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...売卜者は(きれい)な男であった...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...多少とも云わば神話的とも云うべき卜占・透視(Divination)がなければならぬ*...
戸坂潤 「科学論」
......
内藤湖南 「支那目録學」
...又專門の學とても雜占・卜筮の如く進歩しても役に立たないものもある...
内藤湖南 「支那目録學」
...口幅ったいようだが、拙者剣は東軍流、槍は宝蔵院流、小太刀は卜伝流、ことごとく皆伝(かいでん)だ、曲者の十人や二十人に恐れる拙者では無い、拙者一人が道を塞(ふさ)げば、池の端の一本道で、此方の防ぎは大丈夫、今晩の組子はことごとく向う側へ行って宜(よろ)しい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紋は今日日(きょうび)とおなじ七卜(ぶ)位だった...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...九七五調の句独鈷(どっこ)鎌首水かけ論の蛙(かわず)かな売卜先生木の下闇の訪はれ顔花散り月落ちて文こゝにあら有難や立ち去る事一里眉毛に秋の峰寒し門前の老婆子薪(たきぎ)貪(むさぼ)る野分かな夜(よる)桃林(とうりん)を出でゝ暁(あかつき)嵯峨の桜人五八五調...
正岡子規 「俳人蕪村」
...利章等は固(もと)より、道柏、卜庵の二人も、忠之がなんとか沙汰(さた)をするだらうと思つて待つてゐたが、一向そんな摸樣がない...
森鴎外 「栗山大膳」
...また父は、大坂の長與専齋、大井卜新二氏、神戸の外人ボオドイン氏寺の後援を得て、京都市内に一店を設け、洋薬を主として石油、洋酒等をも鬻ぎ「ポン水(すゐ)」と称して今の所謂ゆる「ラムネ」をも製造して販売せり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...乗ったことのない売卜(ばいぼく)者でございますんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここは卜斎(ぼくさい)の書斎(しょさい)とみえて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いかにもこの卜斎鏃鍛冶とはほんの一時の表稼業(おもてかぎょう)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ホウ、あんなところの台(だい)へ首をのせてどうするんだろう、龍太郎(りゅうたろう)の首も、忍剣(にんけん)の首も――アア、獄門(ごくもん)というのはあれかしら? 親方親方、あれですか、獄門にかけるッていうことは?」指差(ゆびさ)しをして卜斎(ぼくさい)の顔を見あげたが、その卜斎は、蛾次郎(がじろう)とは、まるで見当(けんとう)ちがいなほうに目をすえているのであった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのなかには客分格(きゃくぶんかく)の鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)がまじっていて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...長安から耳打(みみう)ちをされた鼻(はな)かけ卜斎(ぼくさい)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...塚原土佐守(卜伝)などが現われた天文...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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