...博識の人が、おのれの知識を機会ある毎に、のこりなく開陳(かいちん)するというのは、極めて自然の事で、少しも怪(あや)しむに及ばぬ筈(はず)であるが、世の中は、おかしなもので、自己の知っている事の十分の一以上を発表すると、その発表者を物知りぶるといって非難する...
太宰治 「佳日」
...その總纂官は紀(曉嵐)といふ非常な博識の人で...
内藤湖南 「支那目録學」
...それによって有能の人であろうとするので博識の人であろうとするのではありませんから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らは博識の人であって...
和辻哲郎 「鎖国」
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