...博文館の大橋に談じてみませうと...
石川三四郎 「浪」
...博文館を引退してからは文壇よりもむしろ教育界に近い人となってしまった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...されば過般博文館より発売せし『新ふらんす物語』なるものの芸術並に文学上の責任に至つては毫(ごう)も原著者の与(あずか)り知る所にあらず...
永井荷風 「書かでもの記」
...後年私の全集が春陽堂から出た時「あめりか物語」と「ふらんす物語」とが初博文館の出版であつたにも係らず博文館から苦情を云はなかつたのは瀧口入道や金色夜叉などを無断でそれ/″\の全集に編入した弱身が在つた為だと云ふ話です...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...改造社の主人山本さんが僕と博文館との間に立って...
永井荷風 「申訳」
...殊にその日は博文館との掛合で...
永井荷風 「申訳」
...拙著はおのずから博文館より出版せられる事になったのであろう...
永井荷風 「申訳」
...されば其の際僕の身は猶海外に在ったから拙著の著作権を博文館に与えたという証書に記名捺印すべき筈もなく...
永井荷風 「申訳」
...稲舟も『文芸倶楽部』が博文館から発行されると...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...栄(さかえ)いみじい女は博文館(はくぶんかん)主大橋新太郎氏夫人須磨子さんであろう...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...当時は博文館から「文芸倶楽部」「講談雑誌」の二誌が発行されていて...
正岡容 「わが寄席青春録」
...中には博文館(はくぶんかん)の発行した書籍に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...博文館主大橋佐平(おおはしさへい)が十一月三日に六十七歳で歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...博文館で金を呉れるだろうか...
山本周五郎 「青べか日記」
...博文館に井口を訪ねた...
山本周五郎 「青べか日記」
...明日是を博文館へ持って行く...
山本周五郎 「青べか日記」
...博文館では原稿を拒まれた...
山本周五郎 「青べか日記」
...そこへ博文館の懸賞募集が出ましたので早速投稿した訳ですが...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
便利!手書き漢字入力検索