...単音でなく、微弱な重音があるので弁膜症の気味があるとも診られた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...いざと云う間際(まぎわ)には単音(たんいん)の叫声となってあらわれるところを...
夏目漱石 「坑夫」
...これを組立てる小なる音単位は単音と名づけてこれと区別すればよかろうと思う...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...単音を基本的のものと認める場合にも...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...やはり互いに共通の単音をもっていたことが推定せられる故...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...音を構成する単音の種類または音の構造が...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...音を構成する単音の種類や...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...単音符を打つような...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...その際有楽町の方から単音符をうつような...
久生十蘭 「魔都」
...えぐさが単音でないこと(「小祝の一家」は単音よ)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...空気を弾く明快な単音は暫くつづいてからぴたりと停った...
横光利一 「旅愁」
...ことりことりと鳴る単音のような明快さでつづいてゆく...
横光利一 「旅愁」
...そこには漢語のような単音節語特有の困難な事情がある...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
...日本語は単音節語ではないのであるから...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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