例文・使い方一覧でみる「下ろし」の意味

...空の星は、取り下ろしたり、みがいたりできるものではありませんからな...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳「眠りの精」

...びしゃびしゃと追下ろして... びしゃびしゃと追下ろしての読み方
泉鏡花「歌行燈」

...表座敷の神棚から一冊の手垢（てあか）に汚れた和本を下ろして来て... 表座敷の神棚から一冊の手垢に汚れた和本を下ろして来ての読み方
犬田卯「錦紗」

...「稲荷下ろしの拘引」と題して... 「稲荷下ろしの拘引」と題しての読み方
井上円了「おばけの正体」

...そのままどっかりと草の上に腰を下ろした... そのままどっかりと草の上に腰を下ろしたの読み方
海野十三「地球盗難」

...廊下に長く伸びた大隅の身体を見下ろした... 廊下に長く伸びた大隅の身体を見下ろしたの読み方
海野十三「地球盗難」

...炉の傍らに腰を下ろして... 炉の傍らに腰を下ろしての読み方
スティーヴンスン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」

...やっぱり昼間でも中から錠を下ろしていると思われて開（あ）かない... やっぱり昼間でも中から錠を下ろしていると思われて開かないの読み方
近松秋江「霜凍る宵」

...二人ともに籠（かご）をそこへ下ろして... 二人ともに籠をそこへ下ろしての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...私が畳の上へ下ろして手を離して弟の顔を斜に見てゐると... 私が畳の上へ下ろして手を離して弟の顔を斜に見てゐるとの読み方
中原中也「その頃の生活」

...その貧しい財政の中から多額の雪下ろしの費用が支出されているのである...
中谷宇吉郎「雪」

...そろそろと繰り下ろし始めました... そろそろと繰り下ろし始めましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...母家と土蔵の間の狭い路地を見下ろしておりました... 母家と土蔵の間の狭い路地を見下ろしておりましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...そこでちょっと腰を下ろして食べようかな」「椅子をもってきましょう」と...
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「城」

...椅子に腰を下ろし... 椅子に腰を下ろしの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「盗まれた手紙」

...後醍醐のおすがたを横から縦から覗き下ろしていたが... 後醍醐のおすがたを横から縦から覗き下ろしていたがの読み方
吉川英治「私本太平記」

...山蔭の闇を見下ろしながら... 山蔭の闇を見下ろしながらの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...鍛（う）ち下ろしたばかりの新刀――清麿の弟子斎藤清人が鍛えた一口（ひとふり）を試して... 鍛ち下ろしたばかりの新刀――清麿の弟子斎藤清人が鍛えた一口を試しての読み方
吉川英治「山浦清麿」

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