...北口側が混んでいるので、南口から出よう...
...二人連十午後(ひるすぎ)、宮ヶ崎町の方から、ツンツンとあちこちの二階で綿を打つ音を、時ならぬ砧(きぬた)の合方にして、浅間の社の南口、裏門にかかった、島山夫人、早瀬の二人は、花道へ出たようである...
泉鏡花 「婦系図」
...南口から直接登って来た...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...南口を扼(やく)する此の隊にしても...
梅崎春生 「日の果て」
...しかも米軍が南口からの侵入を企図したならば更に多数の傷者が出ることは火を見るより明かなことであった...
梅崎春生 「日の果て」
...南口にいる見習軍医か衛生下士官を派遣すべきではないか...
梅崎春生 「日の果て」
...南口の戦場から花田が離脱したことを耳にしたとき...
梅崎春生 「日の果て」
...そして南口の大隊の運命も風前(ふうぜん)の灯(ともしび)にひとしい...
梅崎春生 「日の果て」
...南口付近はマニラから逃げて来た海軍部隊が駐屯(ちゅうとん)していた...
梅崎春生 「日の果て」
...天王寺公園南口の停留場の前に...
海野十三 「蠅男」
...公園南口の公衆電話のそばに...
海野十三 「蠅男」
...市電のレール添いに公園南口の方へ歩いていった...
海野十三 「蠅男」
...公園南口停留場のすぐ向いにあった...
海野十三 「蠅男」
...「よく存じませんのですけどね、何でも西荻の駅を降りて、南口の、左にはいったところだとか、とにかく、交番でお聞きになったら、わかるんじゃないでしょうか...
太宰治 「斜陽」
...南口で下りてホテルへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宝塚南口下りると夕立のやうな雨...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宝塚南口から又歩いて帰宿...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...南口總攻撃の前夜――私は○○部隊の將士の中に交つて...
吉川英治 「折々の記」
...そのうちに三木川の南口の柵(さく)へ或る朝...
吉川英治 「新書太閤記」
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