...野天のその卓子が...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...指揮官卓に集って...
梅崎春生 「桜島」
...私は酒の入ったコップをそのまま小卓子(テーブル)の上に置いて...
海野十三 「暗号音盤事件」
...ずゐぶん緩慢な卓效ぶりであります...
太宰治 「知らない人」
...清潔な卓布をかけた長方形の卓子(テーブル)が据(しつら)えられて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...実はここにニヒリスティックな或いは又アナーキスティックな卓抜さがあるのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...土間の汚い木卓で飲んだ...
豊島与志雄 「田園の幻」
...それを音高く食卓の上に投げ出しました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...レヂスターの横の卓子の上に...
林芙美子 「朝夕」
...同じ食卓でくつろいで箸をとつた...
原民喜 「飢ゑ」
...卓や椅子は黒ずんだ木で拵へて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...台所の卓子(テエブル)の上にサンドウィッチと...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...稀には斯んなのをつくつて見たいな――と細君は「四五人の客のための円卓子」とか「冬の茶友達への――」といふやうな項を開いて嘆息を洩し...
牧野信一 「ライス・ワッフルの友」
...卓(テエブル)の上にゆうべから開けたままになっている...
森鴎外 「かのように」
...国王向ひの座敷なる骨牌卓(カルタづくえ)のかたへうつり玉ひぬ...
森鴎外 「文づかひ」
...卓上には饂飩の小鍋を中に銚子が一二本乗っていて...
横光利一 「旅愁」
...今に家の中から古(ふる)卓古(ふる)椅子を運び出さないと席が不足する迄に到らうとは一寸(ちよつと)想像が出来ないやうである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...董卓(とうたく)直参(じきさん)の李(りかく)が...
吉川英治 「三国志」
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