...白い粉がその卓子の上に滾(こぼ)れていた...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...窓際の小卓(テーブル)にのせてあった紙包みを開いて見せたが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...小腰を屈めながら卓子(テーブル)の上に重ねられた編み籠を二つに分けて並べ出した...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私の食卓のまづしさは...
種田山頭火 「一草庵日記」
...かれは卓(テーブル)のところに立って...
田山花袋 「田舎教師」
...635此盃の滿つる時卓より之を動かすは...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は仲々卓抜な言葉を吐いている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...いつも事物の有つ意味の最も卓越した解釈を想定している...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...隅っこの小さな卓子を選んだ...
豊島与志雄 「反抗」
...父の世に在った頃大久保の家には大きな紫檀の卓子の上に折々支那の饅頭や果物が青磁の鉢や籐編みの籃に盛られてあった...
永井荷風 「砂糖」
...食卓の上の金具に当ててシューッとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...三人が同じ食卓で朝飯(あさめし)を済ますや否(いな)や...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...全く違う」卓二は口の中で言いました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...新らしく建増(たてま)した物置きへ椅子や卓(テーブル)を運んでいったのであった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...物薄い調子で卓子を叩きながら...
牧野信一 「ゾイラス」
...食卓には獲物のローストが配せられた...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...自分にしても張合のない食卓なので...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...これがいつも知事がいる卓(たく)だな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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