...食卓(テエブル)掛...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...こうして妙な気分が食卓の上に織りなされながらやがて食事は終わった...
有島武郎 「或る女」
...卓によりかかって神妙に渡瀬の説明に耳を傾けているらしくみえた...
有島武郎 「星座」
...)公子 (卓子(テエブル)に腰を掛く)たいそう気の利いた書物ですね...
泉鏡花 「海神別荘」
...狭い卓子(テエブル)を囲んだから...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...それは部屋の中央の丸卓子(テーブル)の上に立てて並べてあった雪子学士の研究ノート八冊が紛失していることだった...
海野十三 「四次元漂流」
...支那料理なら一卓三十円くらいのところにしたいと思っている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...雪白(せっぱく)の麻布に掩われた糸杉の卓上に身を横たえると...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...どうも座敷用または書卓用としては...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...置き並べた食卓を取巻いている...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...大きな卓子があった...
豊島与志雄 「椎の木」
...マホガニーの円卓の方が私は好ましいのです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――食卓をへだてて顔を見合せながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...食卓(ターブル)の上には銀の肉刺(ハーカ)や匙(レーブル)が美しく置かれ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...偕行社病院に入院中自分の担当医官をしていた病院詰見習軍医の小森卓(昭和二十年六月爆死)が...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...たった今小使がもって来た二匹のモルモットを入れた檻を卓の上へとり出した...
平林初之輔 「人造人間」
...兵を用うるに卓絶し...
吉川英治 「三国志」
...イエス崇拝者は異教の密儀と同じく「主の食卓」においてキリストの血に与(あずか)る酒杯を飲み...
和辻哲郎 「孔子」
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