...(卓子(テエブル)に伸上る)はは...
泉鏡花 「海神別荘」
...その左右に小さな角卓子(かくテーブル)が二つずつあった...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...彼はそれを卓子(テーブル)の琺瑯(ほうろう)板の上に押さえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...やがて蝋燭をとぼして卓(つくえ)に向った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...卓越したものがあったそうだが...
戸坂潤 「社会時評」
...彼らは食卓から長いすに移った...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...あちこちに小卓やベンチが配置されていた...
豊島与志雄 「化生のもの」
...力と信念とに満ちた卓越せる人々も存在していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...卓子によりかかりながら...
豊島与志雄 「庶民生活」
...よい工合に食卓は見捨てられることになりました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...」彼は卓上の眼鏡をとり...
豊島与志雄 「波多野邸」
...誰にでも三月習えば相当な字が書けるようになるという書道を主張しておられるのは一寸卓見である...
中谷宇吉郎 「字の書き方」
...食卓の上を見ると...
夏目漱石 「三四郎」
...窓際(まどぎは)の紫檀(しだん)の卓(たく)を挾(はさ)んで腰(こし)を降(おろ)し...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...部屋の真中に大きな卓があって...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...おおあわてに安部の食卓をつくっている...
久生十蘭 「予言」
...(庭にて三人卓を囲みて坐す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...董卓の性格は、その軍に、彼の態度に、ようやく露骨にあらわれてきた...
吉川英治 「三国志」
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