...彼は卑屈な態度をとることが多い...
...卑屈になって人生を諦めるのは良くない...
...卑屈な考えは、成功への障害になることもある...
...彼女は卑屈な自己評価によって、自分に自信を持てなくなってしまった...
...卑屈な人間には誰も心を開かない...
...卑屈な笑いをさえ浮べていたと記憶する...
太宰治 「黄金風景」
...ひひと卑屈に笑った...
太宰治 「花燭」
...みんな卑屈であります...
太宰治 「自信の無さ」
...ごらんのとおり皆さん例外なく卑屈である...
太宰治 「花吹雪」
...誰にも云へない卑屈な寂しさを味つた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...克子への気くばりはいつも卑屈な言葉となって子供たちへあやまり...
壺井栄 「赤いステッキ」
...しかし手首の柔らかいということは無節操でもなければ卑屈な盲従でもない...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...私はまた卑屈な微笑を返した...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...堀田の卑屈な苦笑が浮んでくる...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...卑屈な応対を続けていました...
豊島与志雄 「水甕」
...一方は我儘(わがまま)勝手の振舞(ふるまい)あれば一方は卑屈に縮むようでは政治の上にデモクラシーを主張してもこれ単に主張に終りて実益が甚だ少なかろう...
新渡戸稲造 「平民道」
...お玉の入棺(にふくわん)の支度もしなきやなりません」卑屈(ひくつ)らしい清三郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そげな卑屈な心掛で舞台に出ても宜(え)えものと思うて居(お)んなさるとな...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...さすが卑屈でない...
吉川英治 「上杉謙信」
...卑屈なゆがみやいじけた線が見えなくなって...
吉川英治 「新書太閤記」
...眸に卑屈がない...
吉川英治 「新書太閤記」
...――考えられないことだ」「それは、人間の感情というものを外においてのことで、叡山の者にも、感情はあるから、近年の吉水と、自分たちの蟠踞(ばんきょ)している叡山と、どっちが社会に支持されているか、較(くら)べてみれば、おのずから焦々(いらいら)せずにはおられまい」「卑屈だ」「もちろん旧教の殻(から)に入っている僧侶などは、卑屈でなければ、ああしておられるものじゃない...
吉川英治 「親鸞」
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