...最近、近所で半鐘泥棒が出没していると聞いた...
...彼は半鐘泥棒の目撃証言をしたため、警察から呼び出された...
...この街では、半鐘泥棒の被害が多発している...
...半鐘泥棒に注意を呼びかけるために、地元新聞が記事を掲載した...
...あの妙に劇的な音色を持った半鐘(はんしょう)の音が...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...朝から半鐘が鳴る...
種田山頭火 「松山日記」
...やがて昔馴染(むかしなじみ)の町や人家や半鐘台や小学校があらはれた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...慌たゞしく半鐘が鳴つて...
田山録弥 「初冬の記事」
...火事もないのに半鐘を打たれたような気持で...
中里介山 「大菩薩峠」
...すると半鐘の音で目がさめた...
夏目漱石 「三四郎」
...代助は此時も半鐘の音(おと)が...
夏目漱石 「それから」
...――もう何処かの半鐘も鳴っているぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半鐘が、鳴りだした...
火野葦平 「花と龍」
...ゼーロンが首を半鐘の方に振り向けた瞬間で...
牧野信一 「ゼーロン」
...半鐘が微(かす)かに聞えていたが...
牧野信一 「ゼーロン」
...激しい摺(す)り半鐘(ばんしょう)のひびき!雪之丞は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...消防も半鐘(はんしょう)をたたいたので...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...或る夜ケタタマシク村の半鐘が鳴り出したので...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...竹筒(たけづつ)の半鐘独楽(はんしょうごま)をはじめとしまして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...紛(まぎ)れもない二度目の半鐘...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ソラ!」云いながら爺は足許の小石を拾いあげて半鐘の方へ向けて投げあげた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...月光に浮いて一人の男が柱の上の半鐘を打ち鳴らしている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索