...「では確かに半金だけ...
芥川龍之介 「雛」
...残りの半金を受け取ると同時に...
芥川龍之介 「雛」
...その名刺には口止め料金のうち半金(はんきん)は自腹を切って置いたから...
芥川龍之介 「冬」
...勿論半金などを渡したんじゃない...
芥川龍之介 「冬」
...一度下宿料を半金だけ入れて...
石川啄木 「病院の窓」
...一度下宿料を半金だけ入れて...
石川啄木 「病院の窓」
...四五日中に半金位は渡るかも知れない...
犬田卯 「米」
...先方で金額の半金を入れてもらわなければ仕事に取り掛かれないといいますから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もしくはその半金でもいいとしてあった...
豊島与志雄 「生あらば」
...とにかくに半金の五拾両は面白可笑(おか)しく遣(つか)ひ棄(す)て候事なれば...
永井荷風 「榎物語」
...引返して店の臆病窓(おくびやうまど)から小僧の庄吉どんに半金の五十兩を渡して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...引返して店の臆病窓から小僧の庄吉どんに半金の五十両を渡して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...残り半金を贋貨引換にあてることで二大問題をいっきょ解決するがよろしい――という...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...「商売はどんな風なの?」「商売?」「えゝ、材木の方のお仕事よ」「あゝ、仕事かい? 何とかなるだらう……」「家は、まだ売れないの?」「売れて、半金は貰つた...
林芙美子 「浮雲」
...前田へ半金払つた金の残りは...
林芙美子 「瀑布」
...一日半金ないし一金を得べしと聞けり」「一日に一金とよ……和主一個か」「独(ひと)り」「他に誰も伴わなきや」「誰もなしただわれ独りなり」「かほどの思い立ちをわれに告げずということやある」「否告げてすげなく留めらるるも面白からねば誰にも明かさず...
宮崎湖処子 「空屋」
...「半金の三十五両だ」と栄二は云った...
山本周五郎 「さぶ」
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