...彼女の半透明なドレスが美しい...
...あの建物は外から見ると半透明なガラス張りだ...
...このマウスパッドは半透明で、キーボードが透けて見える...
...半透明なテーブルクロスを敷いて、おしゃれな食卓を演出した...
...このリップグロスは半透明で、自然な色合いが素敵...
...妙なものを?――と云ふのは絶えずまはつてゐる半透明の歯車だつた...
芥川龍之介 「歯車」
...そこへ半透明な歯車も一つづつ僕の視野を遮(さへぎ)り出した...
芥川龍之介 「歯車」
...戸板の杉(すぎ)の赤みが鰹節(かつおぶし)の心(しん)のように半透明にまっ赤(か)に光っているので...
有島武郎 「或る女」
...室内の白い半透明の怪物は...
海野十三 「地球盗難」
...半透明の白幽霊は...
海野十三 「地球盗難」
...彼等はまるで白寒天(しろかんてん)のように半透明であった...
海野十三 「地球盗難」
...真っ赤に熟し切って半透明(はんとうめい)になった果実は...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...不透明の核(かく)をもった半透明のもある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吐きだすと半透明の玉がかちりと皿に落ちる...
中勘助 「銀の匙」
...白い半透明の重晶石や方解石...
中島敦 「狼疾記」
...朝日をうけて半透明に痛光をはなち...
中村清太郎 「山岳浄土」
...同じ黄ではあるが透明、半透明、濃き、薄き、様々の趣向をそれぞれに凝(こら)している...
夏目漱石 「幻影の盾」
...半透明の羽二重紙のような薄葉紙(ティシュー・ペーパー)に字を書いたのが器用に丸めて入れてあった……これなんですがね...
久生十蘭 「ノア」
...自分の視野の内につてゐる半透明の齒車を感じてゐる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...するとそこへ薄い半透明な着物をきた一人の女が近づいて來た...
堀辰雄 「不器用な天使」
...底知れぬ深さを思わせる半透明の氷面をむきだしにしただけであった...
本庄陸男 「石狩川」
...半透明の鮮紅の実をこぼれる様に附けたユスラ梅...
三好十郎 「好日」
...半透明な厚い白釉(しろぐすり)の下に...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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