...やがてその半白な髭(ひげ)に掩(おお)われた唇に...
芥川龍之介 「開化の良人」
...」区長が半白の頭を見せてそれに答え...
犬田卯 「米」
...そばには半白(はんぱく)の...
田山花袋 「田舎教師」
...そこらにある半白の爺と少しも違つてゐない自分を見た...
田山録弥 「心の階段」
...半白で痩躯(そうく)の老人が収まっている...
寺田寅彦 「試験管」
...そこで私は立って窓枠にのせてあった草花の鉢をもって片隅に始めから黙って坐っていた半白(はんぱく)の老寡婦(ろうかふ)の前に進み...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...ひょろ長い半白の老人だった...
豊島与志雄 「古井戸」
...ロッキー山脈を通じてメキシコに至るその辺に散布する Grizzly Bear(半白熊)...
中里介山 「大菩薩峠」
...今八郎が半白の中老人になったように...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...半白の上品な顔をした給仕長が安部を見るなり...
久生十蘭 「予言」
...彼の女は半白の髪を平らに撫(な)でつけ...
松永延造 「アリア人の孤独」
...甥の坂口に囲まれた半白の林は...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...半白の髪は、ぺたりとこめかみへかぶさるようになでつけてあって、シルクハットの広いつばが、かみそりの当った土気色の顔に、影を作っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...叮嚀(ていねい)に襷(たすき)をとって半白の頭を下げる祖母ちゃんに向い...
「小祝の一家」
...常の烏より小にして羽翼端半白し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...両のモミ上げは、わざとみたいな縮れ毛が渦を巻き、半白の髪を、むりに結い上げているのである...
吉川英治 「私本太平記」
...半白半分(はんぱくはんぶん)に巻き上げられてしまうだろう」「そうかなア」「だが...
吉川英治 「醤油仏」
...M――氏は矮躯(わいく)赭顏(しやがん)、髮の半白な、元氣のいゝ老人であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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