...彼女は半狂乱になりながら、彼を探していた...
...大喜びで半狂乱になってしまった...
...彼は仕事のストレスで半狂乱になってしまった...
...自分が失敗したことに気づいて、半狂乱になった...
...半狂乱になっても、冷静に考えることが必要だ...
...警官が半狂乱の糸子を室内に入れまいとして骨を折っている...
海野十三 「蠅男」
...彼は半狂乱の体(てい)で...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...だれよだれよと半狂乱で家族の人をさがしまわっているものがあるなどその混乱といたましさとは...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...半狂乱になって抵抗しました...
太宰治 「斜陽」
...半狂乱で借銭の手紙を書いたのである...
太宰治 「善蔵を思う」
...あのころは半狂乱で...
太宰治 「俗天使」
...雉は半狂乱になっていたが...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...半狂乱に泣きわめいてる私の姿呆(あき)れて眺めてるだけでした...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...助けておくんなさいまし」木の上にいた男は半狂乱で叫んでいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...――お駒」半狂乱になった母親...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父の半狂乱に気を揉みながらも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よもやと思うて見かえるなれば母なる鯨はもう半狂乱...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...人々は喜びのあまり半狂乱...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...たぶん半狂乱だったのでしょうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...――雪さアん、救(たす)けて呉れえ!」馬車の上では村長と息子が、半狂乱の態で、伸びあがつたり、尻もちをついたりしながら、夢中で雪子を呼び返してゐたが、雪子は益々全速力で駆け続けずには居られなかつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...これまで自分の心にあふれていて、その要素はいろいろな愛情を未熟に熱烈にひとっかたまりにぶつけていたものが失われると思いこんでいるから苦しいのであるし、その無我夢中の苦しさ、その半狂乱に、云うならばむすめ心もあるというものだろう...
宮本百合子 「雨の昼」
...後追って半狂乱の君江と長七が出て来る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...まだ半狂乱の火(ほ)てりが冷めぬのももっともだ...
吉川英治 「私本太平記」
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