例文・使い方一覧でみる「半焼け」の意味

...半焼けになった物置きが平べったくたおれている... 半焼けになった物置きが平べったくたおれているの読み方
有島武郎「火事とポチ」

...半焼けのロースト・ビーフ... 半焼けのロースト・ビーフの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...大半焼け尽しました... 大半焼け尽しましたの読み方
海野十三「空襲葬送曲」

...ほらラジオ受信機」「……」「半焼けの米櫃（こめびつ）... ほらラジオ受信機」「……」「半焼けの米櫃の読み方
海野十三「空襲葬送曲」

...あの火事場に半焼けになった人間の片腕が転がっていたのだ」「ほう...
海野十三「深夜の市長」

...半焼けの屍体（したい）！それはずいぶん奇妙な恰好をしていた... 半焼けの屍体！それはずいぶん奇妙な恰好をしていたの読み方
海野十三「蠅男」

...それは逆さになって、この煙道の中に入っていたものらしく、胸部や腹部は、もう完全に焼けて、骨と灰とになり、ずっと上の方にあった脚部が、半焼けの状態で、そのまま上から摺（す）り落（お）ちてきたのだった... それは逆さになって、この煙道の中に入っていたものらしく、胸部や腹部は、もう完全に焼けて、骨と灰とになり、ずっと上の方にあった脚部が、半焼けの状態で、そのまま上から摺り落ちてきたのだったの読み方
海野十三「蠅男」

...トタンの半焼けになったのを持って来て... トタンの半焼けになったのを持って来ての読み方
田中貢太郎「死体の匂い」

...街路に面して二三本の半焼けになった鈴懸の樹のある所があって... 街路に面して二三本の半焼けになった鈴懸の樹のある所があっての読み方
田中貢太郎「死体の匂い」

...都心近くのある半焼けのビルも... 都心近くのある半焼けのビルもの読み方
豊島与志雄「朝やけ」

...今年の六月、本土爆撃がいよいよ苛烈になって、東京は大半焼け、横浜も一日の猛爆で、全市が一遍に壊滅してしまった頃の話である...
中谷宇吉郎「小さい機縁」

...近所の二三軒を半焼けにして... 近所の二三軒を半焼けにしての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...奥の窓から半焼けになった庭木の頭と晴れた夕空... 奥の窓から半焼けになった庭木の頭と晴れた夕空の読み方
三好十郎「廃墟（一幕）」

...半焼けになったところで彼らを燃えさしの中から引き出し... 半焼けになったところで彼らを燃えさしの中から引き出しの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...半焼けの女房の絞殺屍体と... 半焼けの女房の絞殺屍体との読み方
夢野久作「いなか、の、じけん」

...四魏の兵は大半焼け死んだ... 四魏の兵は大半焼け死んだの読み方
吉川英治「三国志」

...半焼け同様なすがたと聞くと... 半焼け同様なすがたと聞くとの読み方
吉川英治「私本太平記」

...半焼けになったまま... 半焼けになったままの読み方
吉川英治「親鸞」

「半焼け」の書き方・書き順