...金内怒って荷物の中より半弓(はんきゅう)を取出し...
太宰治 「新釈諸国噺」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...駕籠半弓を搜してくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...重寶(ちようはう)な品だつたに違ひない」久良山三五郎はこの半弓が氣に入つた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ旦那は、半弓の名人で、三十三間堂前に楊弓場を開いてゐる、半九郎を御存じでせうか」「いや、少しも知らない、私は楊弓も半弓も大嫌ひで」五十年輩の堅いので通つた大町人が、そんなところに出入りする筈もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半弓で罪もない娘を殺す筈はあるまいと思ふ」「いかにも」「船に乘つてゐたのはが娘を殺す筈もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舷(ふなばた)の裏から前の晩隱して置いた半弓の矢を取り出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半弓を引っ提げて...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そして国手から半弓と碁と笛と釣りと箱庭作法とを習つた...
牧野信一 「気狂ひ師匠」
...また年寄と二人で半弓の技を争つたり...
牧野信一 「籔のほとり」
...小姓は箙(えびら)を負い半弓を取って...
森鴎外 「阿部一族」
...少年は作りかけの半弓を持っていた...
山本周五郎 「新潮記」
...槙(まき)の木の蔭から半弓を引きしぼっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...手には四川弓(しせんきゅう)(半弓)を持っている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――弓、半弓二張ずつ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ばらっと半弓の矢を射込んだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...矢にも及ばなかったかと半弓を投げすてて...
吉川英治 「親鸞」
...半弓を負ってスルスルと登って行った影法師もある...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??