...お袋は娘と僕とを半々に見て...
岩野泡鳴 「耽溺」
...それと書く方とを半々にやる...
大杉栄 「獄中消息」
...マサ子と私に半々に言い聞かせるように...
太宰治 「おさん」
...お互いにエクセントリックを仲よく半々に分け合いながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...隊員とお婆さんへ半々に言った...
谷譲次 「踊る地平線」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ヴェリチャーニノフは嫌惡と不安を半々につきまぜた氣持で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...石と煉瓦(れんが)とで半々にできている三つの壁が屏風(びょうぶ)の袖(そで)のように折り曲がって四角な櫓(やぐら)のような形をして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もし読書界が両分されて半々になるときは圏内圏外共に相応の競争があって...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...その伯父が馬鹿に頑物(がんぶつ)でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日(こんにち)まで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...驅けて行くガラツ八の後姿を半々に眺めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...半々に進んでゆく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...支那人とロシア人が半々に歩いている街を...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...若い未亡人はお里と嫁家と半々に暮すことになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...菅原派とあぶらや派の半々に別れた...
矢田津世子 「凍雲」
...稗と米とを半々にまぜたものに限つてハワケと謂ふ(採訪日誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...稗と米とを半々にまぜたものに限ってハワケという(採訪日誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...半々にいって来ますね...
吉川英治 「小説のタネ」
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