...カッチ語を半々に用いているけれども...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分の体には京都人の血と江戸っ児の血とが半々に流れていること...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...半々に突きまぜたような少女と並んで坐っているところを想像に浮べてみたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...石と煉瓦(れんが)とで半々にできている三つの壁が屏風(びょうぶ)の袖(そで)のように折り曲がって四角な櫓(やぐら)のような形をして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...半々に受容れながら...
中原中也 「青年青木三造」
...この人と半々に洋卓(テーブル)の角を回って向き合っていた時は...
夏目漱石 「虞美人草」
...もし読書界が両分されて半々になるときは圏内圏外共に相応の競争があって...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...猿(さる)と人とが半々に住んでるような気がする...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...その伯父が馬鹿に頑物(がんぶつ)でねえ――やはりその十九世紀から連綿と今日(こんにち)まで生き延びているんだがね」と主人夫婦を半々に見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...驅けて行くガラツ八の後姿を半々に眺めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...重三は受取ってお月様と夕映えと半々に透(すか)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半年ほど東京と半々に暮すそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...若い未亡人はお里と嫁家と半々に暮すことになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きわめて大事に取り扱う点で侮りがたい人に思召されて宿直(とのい)に召される数は正しく半々になっていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...菅原派とあぶらや派の半々に別れた...
矢田津世子 「凍雲」
...半々になっている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...和風洋風と半々に混つた町の建築がいづれもみな新しく...
若山牧水 「村住居の秋」
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