...お袋は娘と僕とを半々に見て...
岩野泡鳴 「耽溺」
...マサ子と私に半々に言い聞かせるように...
太宰治 「おさん」
...お互いにエクセントリックを仲よく半々に分け合いながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分の体には京都人の血と江戸っ児の血とが半々に流れていること...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...森影と街の灯とが半々に映って...
豊島与志雄 「死ね!」
...この人と半々に洋卓(テーブル)の角を回って向き合っていた時は...
夏目漱石 「虞美人草」
...話をするときに相手の膝頭(ひざがしら)と顔とを半々に見較(みくら)べる癖がある...
夏目漱石 「それから」
...駆けて行くガラッ八の後ろ姿を半々に眺めております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...重三は受取ってお月様と夕映えと半々に透(すか)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この歌では半々になつてゐるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...半々に進んでゆく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...半年ほど東京と半々に暮すそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...期待と危惧が半々に入れまじっていた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...きわめて大事に取り扱う点で侮りがたい人に思召されて宿直(とのい)に召される数は正しく半々になっていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...稗と米とを半々にまぜたものに限つてハワケと謂ふ(採訪日誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...半々にいって来ますね...
吉川英治 「小説のタネ」
...半々になっている...
吉川英治 「随筆 新平家」
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