...隊長テッド博士は上半身をまえへのりだした...
海野十三 「怪星ガン」
...物の小半町も行きかけると...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...主翁は廊下へ半身を出して倒れた...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...半殺しにしたうえで...
田中貢太郎 「春心」
...幸子ちゃん達は播半だとかつる屋だとか云う立派な料理屋しか知らないだろうけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう庭の上にも半分ほど蔭ができてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...また半ば野の中のやうなところをゴトゴトと烈しく動揺しながら進んで行つた...
田山録弥 「浴室」
...四月末頃にはそろ/\螢が出始めて五月の半ば頃にはそれが盛りであつた樣に思ふ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...サン・メダールでさっき半(はん)が打ったんだから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...路地の死骸の側へ来るまでの四半刻をどこで過したか聴く外はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう夜半近い時分でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ボーイ長の左半身全体をまっ黒くするということは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ご自慢の絹の半腿引(パンティ)を干物繩にかけ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...十六日の七時半から物語を頼まれる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トッパナ五時半から六時だから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...T「確か昨夜柏木と仰有ったが」聞いた半次愈々訳分らぬ...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...半之助がそう云った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...仮面をぬいだ登世を見て、半之助は、花世だと思ったのである...
山本周五郎 「山彦乙女」
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