...君は一升(しょう)ぐらい飲んだって平気だったが...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...十九銭内米代(一升四十五銭)三合...
種田山頭火 「一草庵日記」
...今日の所得銭 四十五銭 米 一升三合今日の買物煙草 四銭 焼酎 十一銭端書 六銭 味噌 八銭途上で拾ひあげた句七つ...
種田山頭火 「行乞記」
...銭 四十三銭今日の所得 行程七里米 一升六合此度の敬治居訪問はほんとうによかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...今日の忘れられない事は、米を頂戴した事、無花果を食べた事、酒のよかつた事(昨日から今日へかけてよく飲んでよく食べたものだ、酒五升、鶏肉五百目、その他沢山である)...
種田山頭火 「其中日記」
...やつと米一升、そして豆腐一丁...
種田山頭火 「其中日記」
...おとなりから米一升貸していたゞいた...
種田山頭火 「松山日記」
...半ガロン 一ガロンは約二升五合の液量...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...樟脳(しょうのう)の五斗八升もふりかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒は一升徳利からその丹塗の大椀の底にちょっぴり注がれて...
服部之総 「加波山」
...升で測つては風呂敷に移した...
原民喜 「災厄の日」
...幸田節三は四五日以前に一升壜を携げて例の奇人的理学者兼清博士の蓬屋を訪ね...
久生十蘭 「魔都」
...それが、三と一の割合で、男仲仕と女仲仕とに仕切られ、台所には、大きな五升釜が、三つならんでいる...
火野葦平 「花と龍」
...燕麦は一升いくらで売ったね?』とか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...不思議にも突然日が南から升(のぼ)って来ました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...夏のカイノゴ三升が限り五升を出たやら鶏ゃうたうというのがある(鹿島郡誌)...
柳田國男 「食料名彙」
...あがらしてもらうよ」私は隠しそこねた一升壜(びん)に向って顔をしかめてみせた...
山本周五郎 「青べか物語」
...子供の鼻を食べさうにした魚のはなしをお聞(きき)になつたことが有(あり)升か...
若松賎子 「鼻で鱒を釣つた話(実事)」
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