...亭主が台所から牡蠣の一升(ます)をもつて...
薄田泣菫 「茶話」
...加来金升邸...
高浜虚子 「五百五十句」
...米代一升分返したゞけで...
種田山頭火 「一草庵日記」
...二升の蕎麦を穫(え)たことがある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...五升の米をやるといっても...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...「田舎(いなか)の一升(しょう)は江戸(えど)でも一升(しょう)」というわけにはゆくまい...
新渡戸稲造 「自警録」
...升屋の遠縁にあたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは、土一升金一升の、下町の目拔きの土地で、震災ずつと前の話だが、角店の店藏と奧藏の間に、僅な空地しかなく、その空地にやつと二間(ふたま)の二階家をはさみ込んだのであるから、階下は隣家の土藏の横腹へよせて通ひ廊下が通り、奧の間と臺所がそれに並んで出來た...
長谷川時雨 「住居」
......
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...一升徳利を花瓶がわりにして...
火野葦平 「花と龍」
...ならべられた五升釜に...
火野葦平 「花と龍」
...何升(なんしょう)食ったか自分にもわからぬがとにかくそれがためにその日は六里ばかりしか歩けなかった...
正岡子規 「くだもの」
...豚の三枚肉を杉箸(すぎばし)が通るほどに湯煮(ゆで)て一寸四角に切って水一升に酒一合味淋(みりん)一合位な割で五時間ほどよく煮て火から卸す一時間も前に醤油を多く入れて煮詰(につ)めるのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...六は一升徳利を取って...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...塩の二升も施(ほどこ)しておやり」於福は...
吉川英治 「新書太閤記」
...米の一升借りはおろか...
吉川英治 「新書太閤記」
...わたしもあの鎖で繋(つな)がれて馬や牛みた様に働らかされてる人たちをゆるしてみんなうちへ帰る様にして遣(や)り度(たい)と思ひ升(まし)たけれどネ………それは出来ませんのさ...
若松賤子 「黄金機会」
...つかつておしまひなさるとまたあとからお金入れへはいつて居升のネ...
若松賤子 「黄金機会」
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