...その梅の実を一升買ふ...
種田山頭火 「行乞記」
...久振に一杯やらうといふので一升買つた...
種田山頭火 「行乞記」
...午後、態人が樹明君の手紙を持つて来た、これは意外な好消息だつた、待つものは来ないで待たないものが来た、何はともあれ、ぜひはやくいらつしやい、一升さげてよ、待つてる/\...
種田山頭火 「其中日記」
...牛乳の一升瓶を手にさげていた...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...時には一杯つまった一升壌が三四本も並んでることがあった...
豊島与志雄 「黒点」
...一升瓶(いっしょうびん)からドクドクと注ぎ込むので...
中谷宇吉郎 「面白味」
...剣菱(けんびし)が五升――少し奢(おご)りが過ぎるようだぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一升瓶の中へ米を入れて...
林芙美子 「瀑布」
...同じように水を掛けて、右横のほうを洗うと「三遊門人一同」として、古今亭新生、金原亭馬生、司馬龍生、三升亭小勝、二世三遊亭圓生と、あとからあとからこんな文字が並んで細く顔見せてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...地震の直後大分市塩九升(しょくじょう)町から...
武者金吉 「地震なまず」
...蕎麦粉一升に(百匁六個位の)卵二個...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...一升について五十圓はねると...
室生犀星 「命」
...その百七十四蘭軒は此年丙戌の五月十三日に重て入谷村の旭升亭に会した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それも升屋の自慢の一つだそうで...
山本周五郎 「風流太平記」
...珍なのは市川鼻升の「勧進帳」...
山本笑月 「明治世相百話」
...それを肴に奈良原が一升の酒を飲むのかと思うと涙がこぼれた...
夢野久作 「近世快人伝」
...母はまた笑ひながら「さうとも」といひ升(まし)たから...
若松賤子 「黄金機会」
...有升まいネ、わたくしは聞いたことがあるんですよ...
若松賎子 「鼻で鱒を釣つた話(実事)」
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