...――三十銭 梅一斤五十銭 ラツキヨ一升二十五銭 鯖一尾七月十日曇――雨...
種田山頭火 「松山日記」
...二升米を貸して呉れと...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...そこにあった一升徳利をとって...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...」日に一升の酒がなければ一日が過せないという老人である...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...すぐに酒を一升買ってこい...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...一石八斗二升五合になりまんがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時自分は國元から持つて行つた丹波栗の二升ばかりを出すと...
長塚節 「竹の里人〔三〕」
...目(め)も有(あ)りもしねえのに肥料(こやし)の方(はう)へ眞直(まつすぐ)にずうつと來(く)つかんな」「此(こ)れでどの位(くれえ)殖(ふ)えるものだと思(おも)つたら一ツ株(かぶ)で一升(しよう)位(ぐれえ)づゝも起(おこ)せるよ」亭主(ていしゆ)がいへば「うむ...
長塚節 「土」
...珍らしく一升ブラ下げて行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一升桝の十倍ですねェ」「そうだよ」「一升桝の十倍か」クリクリした目をつむってしばらく圓太郎は胸算用をしていたが...
正岡容 「圓太郎馬車」
...この柳升の甘味のほうがうれしい」言いながら...
正岡容 「圓朝花火」
...第十七蚕豆(そらまめ)飯も前と同じように若い蚕豆の皮を剥(む)いて四合か五合位を一升のお米へ混ぜて塩味で炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...酒も登城前より二升位づゝ用候よし云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...升屋の会合はたいそう厳重なもので...
山本周五郎 「風流太平記」
...一升五合と一升二合との替えことで...
横光利一 「夜の靴」
...米一升与うこれは優に...
吉川英治 「新書太閤記」
...粟(あわ)一袋に塩一升ぐらい恵まれて...
吉川英治 「源頼朝」
...私はまた新たに泣(なき)始め升(まし)た...
若松賤子 「黄金機会」
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