...六千貫の工面(くめん)はつきましたから...
芥川龍之介 「報恩記」
...六千貫の金を工面(くめん)するものは...
芥川龍之介 「報恩記」
...江の川を一番乗りに打ち渡り」抜群の軍功をたてて安芸国吉田庄に三千貫の知行をえた...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...よろづに氣を付けて其の身一代に二千貫しこためて...
太宰治 「金錢の話」
...千貫橋は怖いんだよ...
田山録弥 「花束」
...何千貫もある荷物を背負って歩いたみたいに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...原美濃守がこの関所を千貫に積って知行(ちぎょう)している...
中里介山 「大菩薩峠」
...サア」千貫目の錘(おもり)を掛けられたやうな腕を差出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肩から千貫の重荷が取れたような気がします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何千貫(がん)といっても多寡(たか)が馬糧(まぐさ)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...四千貫文を朝廷へ御献上遊ばし...
吉川英治 「新書太閤記」
...大儀だった」「岐阜の御金蔵の鳥目(ちょうもく)一万六千貫...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも県城の役署からおれたちの首に三千貫の賞金が懸っていることも承知だろうし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金が足らん」「一千貫...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんな古刀(ふるがたな)が三千貫だと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...土地(ところ)の金持ちから集まった一千貫の金を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何千貫の大石がるいるいとして無数に転落しているのであった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...安芸吉田「三千貫の所」を領して以来...
和辻哲郎 「鎖国」
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