...僕は千人力をえた気持です」「そうでもないが……」「で...
海野十三 「四次元漂流」
...しかもそこには、「若奥さま、しばらくでごぜえやす」「若奥さま、今晩は!」と口々にあいさつして、銅色のたくましい顔をならべた雲突くばかりの大男が、三人までもニョッキリと、突ったっているではありませんか!「まあ! 八蔵に山吉じゃないの? 与助までも! みんなできてくれたの? まあ、たすかったわ! おまえたちがきてくれたら、もう千人力よ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...なかなか千人力でないと...
田中貢太郎 「春心」
...内の様子を俺のところまで知らせちゃくれまいか」「親分が乗出して下さりゃ千人力で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内の樣子を俺のところまで知らせちやくれまいか」「親分が乘り出して下さりや千人力で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎も角一應承(うけたまは)りませう」平次が斯う乘り出してくれるともう千人力です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ともかく一応承りましょう」平次がこう乗り出してくれるともう千人力です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分が乗出しゃ千人力だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「錢形の親分が來てくれゝば千人力だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」「何人集めた」「丁度十人です」「お前を勘定に入れると千十人か」「ヘエ?」「お前一人が千人力さ――さア来い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この男が歸りさへすれば千人力で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ好(い)い心持ださつぱりしたお前が承知をしてくれればもう千人力だ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あゝ好い心持ださつぱりしたお前が承知をしてくれゝば最う千人力だ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...あゝ好(い)い心持(こゝろもち)ださつぱりしたお前(まへ)が承知(しようち)をしてくれゝば最(も)う千人力(にんりき)だ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...千人力の巨人ゴリアテにたち向かって行ったのは...
久生十蘭 「だいこん」
...お前さえ俺を信じていてくれれあ千人力だ...
矢田津世子 「凍雲」
...それさえ解れば千人力……」「ま……ま……まあ早まるな...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...何しろ、御辺が来てくれたのは、千人力だ、笑って死のう」と、二人は、満足を感じあって、すぐ戦備にかかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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