...この十徳ナイフは本当に便利だよ...
...登山に行くときは十徳ナイフを持っていくといいよ...
...十徳ナイフはあらゆる道具が一つになっていてすごく優れている...
...父は釣りに行くときに必ず十徳ナイフを持っていく...
...十徳ナイフは、アウトドアやキャンプに行くときに欠かせない道具だ...
...その下には茶色の十徳姿(じっとくすがた)のおじいさんの変装が用意してありました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...十徳の胸をひらいて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...頃は元禄十四年師走(しわす)半ばの十四日に宝井其角(きかく)が着ていたような妙ちきりんな十徳(じっとく)みたいなものを引っ掛けて私にネラわれているとも知らず...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...十徳姿で短い白髯をなでている...
豊島与志雄 「失策記」
...十徳の老人が、額面を、それからそれと見て歩いているから、兵馬とは後になり、先になり、重なり合って立ちどまることもあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまあがって来た別の一人――頭が丸くて十徳姿...
中里介山 「大菩薩峠」
...近頃では珍らしい和服姿――しかも十徳を着て頤を生やした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...溝口屋の砂壁と同じ色の着物――それは御隠居の着る十徳か何かであるべきはずのもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...黒縮緬(くろちりめん)の十徳...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...茶の十徳という事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...惟うに茶人の著(き)る十徳という物あるに因って...
南方熊楠 「十二支考」
...十徳著用、昨夜清川より借りし袋杖を持たせ、玄関に通り、御礼申置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十徳を召したお顔をジイと見上げておりますうちに...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ジミな十徳を着て...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...灰色の十徳という扮装で茫々然と出社して来た...
夢野久作 「呑仙士」
...十徳を着た宗匠体(そうしょうてい)...
吉川英治 「江戸三国志」
...町方の女房娘、若衆芸妓の花見小袖、目かつらの道化、渋い若旦那、十徳の老人、武家は編笠、町奴は落し差し、猫も杓子(しゃくし)も、ぞろぞろと東叡山(とうえいざん)上野の丘へ登って行く...
吉川英治 「剣難女難」
...そして十徳を着、十徳の胸へ、雲水の掛けているような頭陀袋(ずだぶくろ)をさげ、草履まで穿(は)きかえると、「アア、一骨(ひとほね)だった」呟(つぶや)いて、丘の彼方へ、さっさと降りて行ってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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