...この十徳ナイフは本当に便利だよ...
...登山に行くときは十徳ナイフを持っていくといいよ...
...十徳ナイフはあらゆる道具が一つになっていてすごく優れている...
...父は釣りに行くときに必ず十徳ナイフを持っていく...
...十徳ナイフは、アウトドアやキャンプに行くときに欠かせない道具だ...
...黒絽(くろろ)の十徳(じっとく)を...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...今では茶人らしく十徳を着込んで...
薄田泣菫 「茶話」
...頃は元禄十四年師走(しわす)半ばの十四日に宝井其角(きかく)が着ていたような妙ちきりんな十徳(じっとく)みたいなものを引っ掛けて私にネラわれているとも知らず...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...「南玉(なんぎょく)、しっかり」「頼むぜっ」南玉は、麻の十徳を着て、扇を右手に握って「今日は、若旦那」と、小藤次に、挨拶をした...
直木三十五 「南国太平記」
...「ま、何うして、こんなに、御老中方は、斉彬様に、家督を譲らせようと、致しますのやら――又、舶来舶来と、重豪公の真似をして、折角のお金を無くなすことは、眼に見えておりますもの」「いや、それは、何れは、斉彬の世になるのじゃから、無くなるなら、いつかは無くなるが、西丸留守居の筒井肥前め、早く隠居を致せといわんばかりに、茶壺と、十徳を、二度まで、出しおった...
直木三十五 「南国太平記」
...「要らんなら、要らんでよい」「父上は、茶壺と、十徳とを、二度拝領なされました」「うむ、隠居せい、との謎じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...ありゃ鬼婆じゃねえのだとさ」「そうですか」十徳の老人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...十徳の老人が、額面を、それからそれと見て歩いているから、兵馬とは後になり、先になり、重なり合って立ちどまることもあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...近頃では珍らしい和服姿――しかも十徳を着て頤を生やした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...十徳(とく)まがひの被布(ひふ)かなんか着て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「十徳の体」と自分で日記に認(したた)めているから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...黒の十徳(じっとく)に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...十徳著用、昨夜清川より借りし袋杖を持たせ、玄関に通り、御礼申置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...纔に十徳を脱ぎ畢(をは)り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶には十徳(じゆっとく)があると...
柳田国男 「母の手毬歌」
...灰色の十徳という扮装で茫々然と出社して来た...
夢野久作 「呑仙士」
...十徳をかなぐり捨てた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...冬はぼろ隠しの十徳を着て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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