...この十徳ナイフは本当に便利だよ...
...登山に行くときは十徳ナイフを持っていくといいよ...
...十徳ナイフはあらゆる道具が一つになっていてすごく優れている...
...父は釣りに行くときに必ず十徳ナイフを持っていく...
...十徳ナイフは、アウトドアやキャンプに行くときに欠かせない道具だ...
...その下には茶色の十徳姿(じっとくすがた)のおじいさんの変装が用意してありました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...主人と言ふのは七十餘の僧形の人で白の小袖に十徳を着てゐた...
江南文三 「佐渡が島から」
...なるほど印度あたりで大威張りをしている英国あたりの見識張った知事(ガヴァナー)や市長(メーヤー)を見慣れている眼には定めてこの十徳姿は奇異なものに映るだろうとは思ったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...昔の人が十徳(じっとく)にでも着そうな石摺(いしず)りの羽織をぼってりと着込んで...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...その品物の内十徳(俗に蝦夷錦(えぞにしき)という...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...十徳(じっとく)を着た背の高い老人...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の十徳の老人は笑いながら兵馬を顧みて...
中里介山 「大菩薩峠」
...白襟に十徳見たいな被布を羽織った...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...十徳(とく)まがひの被布(ひふ)かなんか着て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黒縮緬(くろちりめん)の十徳...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十徳を着た白髯の老人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黒の十徳(じっとく)に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...黒い十徳(じっとく)すがたの老人と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...故にこの茶の十徳というは鶏や猫の五徳と事異なり...
南方熊楠 「十二支考」
...十徳著用、昨夜清川より借りし袋杖を持たせ、玄関に通り、御礼申置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶には十徳(じゆっとく)があると...
柳田国男 「母の手毬歌」
...十徳(じっとく)を着た白髪(しらが)の...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...そして十徳を着、十徳の胸へ、雲水の掛けているような頭陀袋(ずだぶくろ)をさげ、草履まで穿(は)きかえると、「アア、一骨(ひとほね)だった」呟(つぶや)いて、丘の彼方へ、さっさと降りて行ってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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