...いたましい祈りの言(ことば)となつて...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...もう死なないたましいのさずかるみちはありません...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...「人魚のむすめに死なないたましいはありません...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...第六号艇のいたましい最後を涙とともに見送った...
海野十三 「怪星ガン」
...いたましい顔をした...
海野十三 「火星兵団」
...見るもいたましい姿だった...
海野十三 「超人間X号」
...いたましい事実である...
種田山頭火 「行乞記」
...出水の跡がいたましい...
種田山頭火 「其中日記」
...いたましい恰好をした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...このいたましい騒ぎはくわしく書くことができない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このようないたましい存在を益々ふやしていくばかりである...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...いたましいことはない...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...哀れともいたましいとも云いようがなく...
山本周五郎 「柳橋物語」
...触るるもいたましいばかりである...
吉川英治 「三国志」
...血なまぐさいたましいから...
吉川英治 「新書太閤記」
...耳に逆(さから)ういたましいかな再び三途(さんず)の火坑(かこう)に回(めぐ)り四生(ししょう)の苦輪(くりん)を廻らんことを故に...
吉川英治 「親鸞」
...けれど感覚の最期がいたましい...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...いたましい汽笛を残してこの小汽船米子丸はまた外洋の白浪の中に出て行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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