...四万十市は四国東部に位置する...
...十市(とをち)の縣主の祖...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...次に十市(とをち)の入日賣の命四柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
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武田祐吉 「古事記」
...それから十市(とうち)の作さんという楊梅売りのとぼけたようで如才(じょさい)のない人物が昔のわが家の台所を背景として追憶の舞台に活躍するのである...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...十市(トーチ)「トンチ」穴(十市には鍾乳洞がある)...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...十市の地名は記紀にもある...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...靜かな高知市中を賣り歩く其呼び聲の『十市(とうち)の楊梅(やまもゝ)は...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...二十市で総額一千二百六十七万円...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...そのうちに、一時中休みをした都新聞紙上へ松岡俊三君の斡旋でまた書き出したように覚えている、それはもっと前であったか、どうか時と日のところは後から考証して埋め合せる、そのうちに前の赤い裏衿のかかった四六版型ではどうも調子が変だから、これを組み替えてもいいからもっと気の利(き)いたものに改装して出したいという相談の揚句にフト調べて見ると組み版が前に云ったように美濃紙の手引へ四頁組み込んだのが原型になっているから、普通四六版組よりはずっと小さくなっている、そこでそのままそっくり菊半截型(きくはんさいがた)の書物の中に納まるのである、それを発見して神田君がこれは妙々菊半截へおさまるおさまるといってよろこんだ、そこで版をわざわざ組み直さないで、その紙型のままで縮刷本が出来ることになった、最初に出来たのは朱の羽二重に金で縮冊大菩薩峠と打ち出し、倶梨迦羅(くりから)剣や、独鈷(とっこ)の模様を写し出したものと覚えている、そこで、その縮冊で四冊今までの分が完結して発行され、引続きなかなかよく売れたものである、その四冊は第二十の「禹門三級の巻」で終っている、つまり、あの縮冊本の紙数にして四冊全体で二千頁から三千頁の間であり、ここまでがつまり都新聞紙上に掲載したものである、念の為にその巻々の名を挙げて見ると、一甲源一刀流の巻、二鈴鹿山の巻、三壬生と島原の巻、四三輪の神杉の巻、五竜神の巻、六間の山の巻、七東海道の巻、八白根山の巻、九女子と小人の巻、十市中騒動の巻、十一駒井能登守の巻、十二伯耆(ほうき)安綱の巻、十三如法闇夜の巻、十四お銀様の巻、十五慢心和尚の巻、十六道庵と鰡八の巻、十七黒業白業の巻、十八安房の国の巻、十九小名路の巻、二〇禹門三級の巻...
中里介山 「生前身後の事」
...大和國十市郡菴地村の大富人鏡作連の女...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...単にある一定の地域に附与せられた名称のみでも四十六府県七十市五百余郡のほかに...
柳田國男 「地名の研究」
...――花の袂(たもと)を墨ぞめの十市(といち)の里は墨衣今着てみるぞ由もなき信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ロレンソの教化した十市城の信者たちや沢城の領主ドン・フランシスコなどを訪ねた...
和辻哲郎 「鎖国」
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