...青い甘味トウモロコシの煮たのに塩をふりまいたのを何本か十分なだけ食べる以上の何を望もうか? わたしが用いた少しばかりの変化でさえ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...久しぶりに十分な眠りを貪(むきぼ)ったので睡気は残っていないのだけれど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...肖像画の画風が変わるのには十分な時間ですが...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...官辺の十分なる諒解を得た後でなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり不十分な寝場所と暖房とについては...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...さてこの証明書に十分な数の裁判官の署名をもらったら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...この十分な証拠として我々は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...強い習慣を産むために十分な数の実例を観察していない場合や...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そしてまたその方はそれを受けるに十分な人でした――とても善良な人でしたからね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そして十分な御馳走となった喜びを語ったりしたいと思いました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...計画だけで十分な歓びを覚える訳には行かないのである...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...吾々は問題の事実を説明すべき十分な説明を見出すことになるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...主人は彼らに全く不十分な手間賃を支払うか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...誠意は十分なのだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いや、この大事な能力を腐敗させずにもっているというだけで、十分なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十分な証明をすることが出来ない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...なお十分なる効果を挙げえないうちに...
柳田国男 「山の人生」
...すでに十分な手が廻ったが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??