...注意すべきことはこの五人の中で最後の一人は数理的科学の十分な教養をもっていたが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そのうち三十分ないし四十五分は説教なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...もう男の心を打ひしぐには十分過ぎる程十分なんだ...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...かれらのほかには君を理解する者が十分ないかのごとき態度だ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...又事実その油絵にはまだ色彩に不十分なもののある事は争はれなかつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...義理という言葉だけで十分なのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十分な成果を得ずして終結されねばならなかった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...我々だって皆十分な注意を払い...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...せいぜいのところ二年ぐらい支えていくのに十分なだけだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...この原理は十分な習慣によって確立されたので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...十分な物質の観念も与えないことになるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...不十分な感情では判らないながらも...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...食物不足はなくとも十分な注意の不足によって多くのものが死亡するということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...著しい知識の普及と人類精神の大きな進歩とをほとんど常に前提とする平等主義の下においてこれが十分な力をもって作用しないと考えるのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...十分な領土を有つあらゆる国家にとって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すでにひび入れる器を砕くに十分なり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その作家をしてよい物を書かせて十分な使命を果させようとしてゐる蔭には...
吉川英治 「折々の記」
...十分な自信があったし...
吉川英治 「松のや露八」
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