...手当や医薬が不十分なために...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...森を越えて十分な距離をおくとこの音は一種ふるえる唸りを帯びて...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この騒ぎを鎮めるのに十分なはずであったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あるものは肥料が十分なのでよく成長した...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...十分な学資を月々もらっていながら...
夏目漱石 「三四郎」
...つまり不十分な寝場所と暖房とについては...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それで十分なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...十分な想念を持つ唯一「実在する」ものとして余儀なくさせるからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この回答は素人を感心させるには十分なもので...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...何があったのか」第四十三章 国王探索レックミア侍従は十分な時間があったので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...十分な領土を有つあらゆる国家にとって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...誠意は十分なのだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「わざと負けてやったのさ」という意味に十分なるらしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それでも小鳥を遊ばせるに十分な枯れてゐる木...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...十分な布陣を取れないおそれもあるので...
吉川英治 「上杉謙信」
...十分な自信があったし...
吉川英治 「松のや露八」
...一方において利潤は労働者に絶対必要品を与えるに十分な額が残されないくらいにこの七二〇磅(ポンド)の中の多くを吸収してしまうほど騰貴することは出来ない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ヤジローの不十分な仏教の知識によって仏教排撃の議論を組み立てていたシャビエルたちは...
和辻哲郎 「鎖国」
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