...常に必要にしてかつ十分なら画面の切り方と...
伊丹万作 「カメラに関する覚え書」
...空気は総ての人に十分な程沢山あるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...十分な準備をすると言っている...
田山花袋 「田舎教師」
...たとえば、いわゆる直情径行の人とか、活動家などが生活の資としているような、あの程度の意識があったら、十分なのである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...実験資料をつくるのに十分な大きさの単結晶がつくられ...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...十分な説明が出來ぬ...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...少なくともわしを応援してくれる十分な理由があったんだぞ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...クチュール夫人とヴォーケ夫人はこの残酷な振る舞いを形容するのに十分な罵詈雑言を辞書の中にも見出せなかった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...十分な物質の観念も与えないことになるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もしこのことが、懐疑主義にとって望ましい「一般的な」理由ではないとしても、既に十分豊富に理由が与えられてはいないとしても、少なくとも私にとっては、私の決定の全てにおいて、謙虚や自信のなさを心に抱くには、十分なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さらに被害者の咽喉をしめつけて致死せしむるに十分なり...
平林初之輔 「鉄の規律」
...密集せる人口と不健全な不十分な食物を数えるべきであるというのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...十分な供給を得るか否かは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...だれからも反感を持たれるのに十分な利己主義者らしいところがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それだけにても戦闘準備は十分なり...
夢野久作 「暗黒公使」
...謙信がそれを判断する示唆(しさ)なり材料には十分な提供となっていたことは疑いもない...
吉川英治 「上杉謙信」
...伎楽はだから十分な意味で劇とは言えないであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...十分な意義を与えた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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