...しかも園が……清逸が十二分の自信をもって掴みうべき機会を……今までの無興味な学校の課業と...
有島武郎 「星座」
...十二分の警戒陣が敷かれた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...後々問題を起さぬという約束で十二分の手当を与えて花との手をきられた事も...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...「生きて」という字が活躍して十二分の働きをしておるとは申されません...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ある男は十二分の酒を飲んで帰る途中の田んぼ道で...
寺田寅彦 「田園雑感」
...十二分の余裕を残しておくぞ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...閣下の議院政略が其弱点に投じて十二分の成功ありしは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そうして著者に対しては十二分の反抗心を蓄えながら作物だけは大いに利用しようとした処に...
中里介山 「生前身後の事」
...おのおのが十二分の興を尽して...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分の憎悪と嘲笑を浴びせたところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分の同情をもって入口をあけてやると...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分の成績をあげている...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分の力を出した者がおのれに十五分の力あることがわかってくる...
新渡戸稲造 「自警録」
...でも十二分の用心をして...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...この十分の苦が更に進んで十二分の苦痛を受くるやうになつたとしてもやはりあきらめるよりほかはないのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...安く仕込んだ米に十二分の利得をみせて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...他(かれ)十二分の標緻(きりょう)なしといえども持操貞確...
南方熊楠 「十二支考」
...それぬきで十二分の御満足です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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