...彼女は十二分に魅力的だ...
...この問題に関しては、私たちは十二分な注意を払わなければならない...
...彼は十二分な準備をして臨んだ...
...この食事は十二分においしくて、何度でも食べたくなる...
...彼女は自分にあったドレスを十二分に楽しんでいた...
...「ただいまは八時五十二分三十一秒です」「そうか...
海野十三 「ある宇宙塵の秘密」
...」4.新しく發見された島の經緯度は北緯八十一度十二分...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...其れよりも十二分に健康を恢復して...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...そういう点に於て子規居士は十二分の執着――愛――を持っていた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...新來の客の話に耳を傾けている――それだけでもう彼女は十二分の幸福を感じているらしかった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...十二分の用意を迅速にととのえてやる父の手配...
中里介山 「大菩薩峠」
...十二分の同情をもって入口をあけてやると...
中里介山 「大菩薩峠」
...予備知識がもう十二分に出来ているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...興は十二分に湧いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう九時だろう」「今九時十二分ばかりだ」と帯の間からニッケル製の時計を出して見ながら云ったが「おい洋燈(らんぷ)を消せ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それぞれの範囲内では各自の創意を十二分に発揮しながらも...
野呂栄太郎 「『日本資本主義発達史講座』趣意書」
...元旦の九時十二分に噴水の鶴が鳴くというのは一体何から割り出したものか元より作者などの知ろう筈はない...
久生十蘭 「魔都」
...お金の分は十二分に楽しめます……...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...あした朝九時四十二分出発よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かつてわたしが十二分に思って頂戴したところのものをもらってもなお十分と思わないならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...船の中はモウ十二分に酒がまわって...
夢野久作 「爆弾太平記」
...合戦としては十二分の捷(かち)を占めて...
吉川英治 「三国志」
...こんどの密使の役目は十二分といっていいほどすませていた...
吉川英治 「私本太平記」
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