...併し俺が俺自身になるには必ずしも他人と自分とを區別せむとする努力を要しない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...先生と六區とは切つても切れない間柄になつてゐた...
木場貞 「來訪者のモデル」
...通平にはわからなかつた六區にいくとかしたものだともいつてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...森の全區域は一夜のうちに伐り倒され...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...やはり支那の學問が昔より學派の區別が明かでなくなつて來た現在の状態に從ひ...
内藤湖南 「支那目録學」
...勞働者と區別できない粗服をひよろ長い体に※うて 泰然自若であつた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...是も全く十七八の別嬪の祟と思ふ御用心三五七明治三十九年五月二十六日 午後三時―四時 本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市猿樂町鈴木三重吉へ拜啓漾虚集が出來ました一部あげます...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...未だ灌木帶の區域にも達せず...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...川沿の空地に區劃を施(ほどこ)した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでこれをよく見(み)ますと日本製(につぽんせい)か支那製(しなせい)かの區別(くべつ)はわかるのであります...
濱田青陵 「博物館」
...統ると當るとは大に區別あり...
福沢諭吉 「帝室論」
...その人の本性と假性とを區別することは不可能に近いであらう...
三木清 「人生論ノート」
...物が歴史的なものであるか否かを區別する一つのしるしである...
三木清 「人生論ノート」
...然るに永遠のうちには何等の變化もないといふ點で區別する...
三木清 「歴史哲學」
...生と死との歴然とした區別が...
水野仙子 「響」
...東京の葛飾區に居る人で...
三好十郎 「肌の匂い」
...さて第三誤解の條に見えたる區別も亦いと覺束なきものなるべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...劃然たる區別もなく...
吉江喬松 「山岳美觀」
便利!手書き漢字入力検索