...その法、婦人の発明せるところにして、万病を医するに、従来の医方と全く異なりたる方法を用うという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...かかる迷信を医する手段としては...
井上円了 「おばけの正体」
...迷信を医するには妖怪学にしくものなしとは...
井上円了 「おばけの正体」
...たがいにその苦しみを医することができない時には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...酔いからさめた時の悔恨を医する例になっていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...心の屈托を医するためには...
中里介山 「大菩薩峠」
...芸術とは云つてみれば人類の倦怠を医する役を持つてゐるといへばいへる...
中原中也 「芸術論覚え書」
...差当(さしあた)りこの病を医すべき適切なる薬餌(やくじ)を得...
野中到 「寒中滞岳記」
...此の際私の渇を医するには最も好ましい話相手であった...
平林初之輔 「犠牲者」
...以上の作品は日を経れば経るほど奇体な光りを放ちながら多くの読書子の渇を医す作品として文壇の空に輝き続ける逸品であらう...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...時々の落馬の傷心を医すべきよすがとなるだらうよ...
牧野信一 「凩日記」
...目の翳りを医するからである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...伯の軍勢空腹を医するため飲食を掠(かす)むる内...
南方熊楠 「十二支考」
...水漿(すゐしやう)に代て渇を医す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...燃えるような渇を医する機会も与えなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――梅酸(ばいさん)渇(かつ)を医す...
吉川英治 「三国志」
...真の太医は国の患いも医すと聞いている...
吉川英治 「三国志」
...帝の渇きを医すにありあまる熱さであったろう...
吉川英治 「私本太平記」
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