...彼は、常に似ず、誰彼の区別なく、しきりに愛嬌(あいきょう)をふりまいて、にこにこしていた...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...あるいはシンプルに「ファシストの」という言葉を使うのをみたことがある:・保守主義者:ハト派タカ派の区別なく...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「ファシズムとは何か」
...第三階は大小の区別なく一般に遍く行われる教義である...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...誰彼の区別なく傍に来た者を掴まえては...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...全く区別なくあるいは贖罪をなすとも言われあるいは柱に就(つ)くとも言われる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らは区別なくいっしょにつなぎ合わされて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...畑の中を区別なく北を指して駈けて行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...子供の区別なく内地人とさえみれば相手かまわず突きすすんでゆくのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...時と処の区別なくやられるんで...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...ほとんど誰彼の区別なく友達であった...
夏目漱石 「門」
...人には老若貴賤の区別なく右に述べた神の如き何かが各自に宿っていることは...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...卓越した人が相逢う時は国籍や人種の区別なく...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...仮名としても区別なく...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...新之助がたおれると、めちゃくちゃに、顔といわず、頭といわず、胸、腹、手足の区別なく、下駄や雪駄で、踏みつけた...
火野葦平 「花と龍」
...老若男女の区別なく男も女も子供も全部皆殺しになった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それからといふものは、夜昼の区別なく、春夏秋冬、年がら年中、のべつ幕なしの大戦争で、お互に敵に打勝つ手段を考へては、その魔法をつかつて戦ひました...
宮原晃一郎 「悪魔の尾」
...カテーテルは昼夜の区別なくこれを行い...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...征服者被征服者の区別なく...
和辻哲郎 「鎖国」
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