...さっき黄(こう)六一と云う土匪(どひ)の頭目の話をしたろう? あの黄の首の血をしみこませてあるんだ...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...匪賊と良民の区別が困難であり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...河南(かなん)の方は? おお土匪(どひ)が人質を浚(さら)ってゆく...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...八 支那を奪取するは難し支那にはまた近来河南(かなん)に白狼匪(はくろうひ)など称する土匪が起っている...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...三人は品川大井大森方面を縄張にしている匪徒(ひと)で...
田中貢太郎 「春心」
...果ては学匪美濃部一派の撲滅をさえ唱えだす騒ぎとなった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...匪賊共は、馬車をとり巻いたまま、中のようすをうかがっていました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...匪賊達はどよめきました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...「匪賊ども、静かにしろ...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...が、まだあちこちに、玄王の元の部下もおれば、匪賊達もいます...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...××(13)旗を飜す強盗ども!父母と姉と同志の血を地に灑ぎ故国からおれを追ひ今剣をかざして間島に迫る××(14)の兵匪!おゝ...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...再び追いつかれて黄匪の重囲に陥ち...
吉川英治 「三国志」
...かの地方もご承知の通り黄匪の蹂躙(じゅうりん)にあって秩序は破壊され...
吉川英治 「三国志」
...三黄匪(こうひ)の乱がやんでからまた間もなく...
吉川英治 「三国志」
...五十名の土匪(どひ)が真っ黒にかたまっているのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...覚えてろ」土匪は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「あわてるな」土匪の首領は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どんなに怖いか――これは彼の生れた法典村が一年おきに匪賊(ひぞく)に襲われて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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