...満州人敦厚の“都門紀変三十首絶句”というのは多分拳匪の乱を謳ったものらしいが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...土匪(どひ)や兵隊が乱暴するし...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...匪賊(ひぞく)が処在に蜂起してこれを征討する列強はために奔命に労(つか)るる...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...清国義和団匪の暴動がますます猖獗(しょうけつ)をきわめてきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...匪賊(ひぞく)のために素裸にされた事件もこの当時であった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...三人は品川大井大森方面を縄張にしている匪徒(ひと)で...
田中貢太郎 「春心」
...匪徒(ひと)の仲間入りをしているという男ですが...
田中貢太郎 「涼亭」
...匪賊も六分の一に減少したから(尤も一二日前にも安東付近にまで匪賊が出没したそうだが)...
戸坂潤 「社会時評」
...三十人ばかりの匪賊を邸内で...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...××(13)旗を飜す強盗ども!父母と姉と同志の血を地に灑ぎ故国からおれを追ひ今剣をかざして間島に迫る××(14)の兵匪!おゝ...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...匪賊のやうな野武士の襲來に備へて...
吉川英治 「折々の記」
...――でなくても、今度の旅で、諸州の乱れやら、黄匪の惨害やら、地上の民の苦しみを、眼の痛むほど見てきたのです...
吉川英治 「三国志」
...諸州の黄匪(こうひ)...
吉川英治 「三国志」
...伝教(でんぎょう)以来の法文を自分一個の見解でふみにじる学匪(がくひ)だとさえ罵(ののし)っているではございませぬか...
吉川英治 「親鸞」
...その兇匪(きょうひ)の群れが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...土匪(どひ)たちは山刀を抜きつれた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...敵(かな)わぬと思った土匪は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どんなに怖いか――これは彼の生れた法典村が一年おきに匪賊(ひぞく)に襲われて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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