例文・使い方一覧でみる「匣」の意味


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...しぶしぶ皮(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました...   しぶしぶ皮匣の上に肘をつきながら心にもない世間話をはじめましたの読み方
芥川龍之介 「運」

...品(しなばこ)に目をつけて...   品匣に目をつけての読み方
石井研堂 「元日の釣」

...維新の際に七十万両の古金銀を石の蓋(かろうど)に入れて地中に埋蔵したそうだ...   維新の際に七十万両の古金銀を石の蓋匣に入れて地中に埋蔵したそうだの読み方
内田魯庵 「淡島椿岳」

...無線七宝(しちほう)の宝玉(たまばこ)...   無線七宝の宝玉匣の読み方
内田魯庵 「犬物語」

...為レ人姿容秀美、風流無レ比、(中略)は長谷朝倉宮御宇天皇御世、嶼子独乗二小船一、汎出二海中一、為レ釣経二二日三夜一、不得二一魚一、乃得二五色亀一、心思二奇異一、置二于船中一、即寝忽為二婦人一、其容美麗更不レ可レ比、嶼子問曰、人宅遥遠、海底人乏、誰人忽来、女娘微笑封曰、風流之士、独汎二蒼海一、不レ勝二近談一、就二風雲来、嶼子復問曰、風雲何処来、女娘答曰、天上仙家之人也請君勿レ疑、垂二相談之愛一、爰嶼子知二神女一、慎懼疑レ心、女娘語曰、賤妾之意、共二天地一、畢、倶二日月一極、但君奈何早先許不之意、嶼子答曰、更無レ所レ言何解乎、女娘曰、君宣三廻レ棹赴二于蓬山一、嶼子従往、女娘教令レ眠レ目、即不意之間、至二海中博大之島一、其地如レ敷レ玉闕台映楼台玲瓏、目所レ不レ見、耳所レ不レ聞、(中略)于レ時嶼子、遣二旧俗一遊二仙都一、既経二三歳一、忽起二懐土之心一、独恋二二親一、故吟哀繁発、蹉嘆日盆、女娘問曰、比来観二君之貌一、異二於常時一、願聞二其志一、(中略)女娘取二玉手、授二嶼子一、謂曰、君終不レ遣二賤妾一、有二看尋一者、堅握レ慎莫二開見一、即相分乗レ船、仍教令レ眠目、忽到二本土筒川郷一、即膽二眺村里一、人物遷易、更無レ所レ由爰問二郷人一曰、水江浦嶼子之家人、今在二何処一、郷人答曰、君何処人問二旧遠人一乎、吾聞二古老等相伝一、曰、先世有二水江浦嶼子一、曰独遊二蒼海一、復不二還来一、今経二三百余歳一者、何忽問レ此乎、即啣二棄心一、雖レ廻二郷里一不レ会一親一、既送二旬日一、乃撫二玉一而感二思神女一、於是嶼子忘二前日期一、忽開二玉一、即未レ膽之間、芳蘭之体、率二于風雲一、翩二飛蒼天一、嶼子即乗二違期要、還知二復難一レ会廻レ首踟、咽涙徊、于レ斯拭レ涙歌曰、云々、神女遥飛二芳音一歌曰云々、以上は浦島説話の最古の源泉として、観察す可き者にして、かの『群書類従』に載せたる「浦島子伝」もしくは「続浦島子伝」の如きは、此等を元として、潤色して作為したる者なり...   為レ人姿容秀美、風流無レ比、は長谷朝倉宮御宇天皇御世、嶼子独乗二小船一、汎出二海中一、為レ釣経二二日三夜一、不得二一魚一、乃得二五色亀一、心思二奇異一、置二于船中一、即寝忽為二婦人一、其容美麗更不レ可レ比、嶼子問曰、人宅遥遠、海底人乏、誰人忽来、女娘微笑封曰、風流之士、独汎二蒼海一、不レ勝二近談一、就二風雲来、嶼子復問曰、風雲何処来、女娘答曰、天上仙家之人也請君勿レ疑、垂二相談之愛一、爰嶼子知二神女一、慎懼疑レ心、女娘語曰、賤妾之意、共二天地一、畢、倶二日月一極、但君奈何早先許不之意、嶼子答曰、更無レ所レ言何解乎、女娘曰、君宣三廻レ棹赴二于蓬山一、嶼子従往、女娘教令レ眠レ目、即不意之間、至二海中博大之島一、其地如レ敷レ玉闕台映楼台玲瓏、目所レ不レ見、耳所レ不レ聞、于レ時嶼子、遣二旧俗一遊二仙都一、既経二三歳一、忽起二懐土之心一、独恋二二親一、故吟哀繁発、蹉嘆日盆、女娘問曰、比来観二君之貌一、異二於常時一、願聞二其志一、女娘取二玉手匣、授二嶼子一、謂曰、君終不レ遣二賤妾一、有二看尋一者、堅握レ匣慎莫二開見一、即相分乗レ船、仍教令レ眠目、忽到二本土筒川郷一、即膽二眺村里一、人物遷易、更無レ所レ由爰問二郷人一曰、水江浦嶼子之家人、今在二何処一、郷人答曰、君何処人問二旧遠人一乎、吾聞二古老等相伝一、曰、先世有二水江浦嶼子一、曰独遊二蒼海一、復不二還来一、今経二三百余歳一者、何忽問レ此乎、即啣二棄心一、雖レ廻二郷里一不レ会一親一、既送二旬日一、乃撫二玉匣一而感二思神女一、於是嶼子忘二前日期一、忽開二玉匣一、即未レ膽之間、芳蘭之体、率二于風雲一、翩二飛蒼天一、嶼子即乗二違期要、還知二復難一レ会廻レ首踟、咽涙徊、于レ斯拭レ涙歌曰、云々、神女遥飛二芳音一歌曰云々、以上は浦島説話の最古の源泉として、観察す可き者にして、かの『群書類従』に載せたる「浦島子伝」もしくは「続浦島子伝」の如きは、此等を元として、潤色して作為したる者なりの読み方
高木敏雄 「比較神話学」

...お庄はせッせと札を(はこ)へしまい込んで...   お庄はせッせと札を匣へしまい込んでの読み方
徳田秋声 「足迹」

...従姉(あね)の家へその絵本の入った手(てばこ)を持ち込む時も...   従姉の家へその絵本の入った手匣を持ち込む時もの読み方
徳田秋声 「足迹」

...細かいものは小抽の沢山ついた箪笥の□ぽんの抽といふのにしまつてあつた...   細かいものは小抽匣の沢山ついた箪笥の□ぽんの抽匣といふのにしまつてあつたの読み方
中勘助 「銀の匙」

...伯母さんは私を床にいれたあとで行燈の抽から新規に燈心をひとすぢ出してつぎそへてくれる...   伯母さんは私を床にいれたあとで行燈の抽匣から新規に燈心をひとすぢ出してつぎそへてくれるの読み方
中勘助 「銀の匙」

...伯母さんは水で頭を冷してくれて「えらかつた えらかつた」と木枕の抽から肉桂棒を出してくれたし...   伯母さんは水で頭を冷してくれて「えらかつた えらかつた」と木枕の抽匣から肉桂棒を出してくれたしの読み方
中勘助 「銀の匙」

...机の抽(ひきだし)から古びた鵬翼(ほうよく)の袋を取出し...   机の抽匣から古びた鵬翼の袋を取出しの読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...小さな秘密の抽(ひきだし)がついている...   小さな秘密の抽匣がついているの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

......   の読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...忍藻の手(てばこ)へ眼をとめれば忍藻が側にいるようだ...   忍藻の手匣へ眼をとめれば忍藻が側にいるようだの読み方
山田美妙 「武蔵野」

...(はこ)にいれて...   匣にいれての読み方
吉川英治 「三国志」

...(はこ)に封じて...   匣に封じての読み方
吉川英治 「三国志」

...美しき牛皮の(はこ)とを託した...   美しき牛皮の匣とを託したの読み方
吉川英治 「三国志」

...櫛(くしげ)の蓋をとっている...   櫛匣の蓋をとっているの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「匣」の読みかた

「匣」の書き方・書き順

いろんなフォントで「匣」

「匣」の英語の意味

「なんとか匣」の一覧  


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