...上女房――御匣殿(みくしげどの)・尚侍(ないしのかみ)・二位三位の典侍(すけ)・禁色をゆるされた大臣の女・孫――の眉と...
上村松園 「眉の記」
...無線七宝(しちほう)の宝玉匣(たまばこ)...
内田魯庵 「犬物語」
...宝石入れの銀の小匣(こばこ)の中だ」「ウン...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...形(かたち)匣階(はこばしご)のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...浦島子は期に背きて、玉匣を開き、火遠理ノ命は豊玉昆売の言に背きて、鵜葦草の産殿を伺い、これに由りて、神女と永久に、離別せざる可からざるに、至りしこと、これ類似の第十一点なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...四・五・六のロクが俺から奪った匣槍(ピストル)を返してくれた...
高見順 「いやな感じ」
...仙台の新聞に「パンドラの匣(はこ)」という長篇小説を書いているが...
太宰治 「十五年間」
...「パンドラの匣(はこ)」という題に就(つい)ては...
太宰治 「パンドラの匣」
...それはもうパンドラの匣以来...
太宰治 「パンドラの匣」
...私のこの「パンドラの匣」にしたいと言ふ...
太宰治 「『パンドラの匣』あとがき」
...附属品を収めた小型の桐の匣(はこ)があって...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...彼は手匣(てばこ)とか行李とかを...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...もうひとつはわづかに子供の膝がはひるくらゐのもので浅い抽匣がついてたが...
中勘助 「銀の匙」
...伯母さんは私を床にいれたあとで行燈の抽匣から新規に燈心をひとすぢ出してつぎそへてくれる...
中勘助 「銀の匙」
......
横瀬夜雨 「花守」
...あの匣(はこ)の中には...
吉川英治 「三国志」
...櫛匣(くしげ)の蓋をとっている...
吉川英治 「私本太平記」
...そこにある櫛匣(くしげ)を寄せ...
吉川英治 「源頼朝」
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