...職務柄にも似合はず何等匡正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...職務柄にも似合はず何等匡正(きやうせい)の手段を講ずるものはなかつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...之を匡正し誘掖するには...
石川啄木 「無題」
...社會の病所を匡正することを希望する...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...進んでそれを匡正してやるのです...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...今後の人類文化に匡正(きょうせい)と豊潤とを与うべきかをたずねてみよう...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...その事態を匡正する一つの有望な方法として...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その非違を匡正するは安寧秩序を維持するため已むを得ざるに出ずるものなることを忘るべからざること」...
戸坂潤 「社会時評」
...けっして人を匡正(きょうせい)することはできませんじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...罪人を匡正して別人に更生させるものが何かあるとすれば...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...こうした匡正がじっさい人間に利益をもたらすなんてことを...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...今後匡正することの出来る謬りであると考えて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...右に挙げた罪悪の匡正方法については...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...社会風規の匡正(きょうせい)や国利民福のためでも好い...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...薯蕷はけっしてヤマノイモではなくまさにナガイモであることを明かにしその誤りを匡正したのは私であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...はた新たなる匡正(きょうせい)に基(もとづ)くものかを...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...常にいわゆる匡正(きょうせい)を目的としておった...
柳田国男 「雪国の春」
...かりに方言匡正家のいわゆる標準語を繋ぎ合わせて...
柳田国男 「雪国の春」
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