...その匡救のため国家や社会団体が興す公共土木事業を指す)〕に追い使うか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...官庁や自治体其の他の手に渡って匡救費として使われている筈であり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農村自治体の財政を匡救する方向に使われないとも限らない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...匡救となるかどうかは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...凶作匡救を、義金という凶作匡救の身振りで置きかえるには、道徳というものが欠くことの出来ない触媒をなすのだが、併し道徳はもっと立ち入った役割を果すことが出来ることを注意しなければならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...云うまでもなく之は凶作匡救のための一つの根本対策の心算なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...即ち災害費(之は実は主として農村匡救費を意味する)は農村の地主を潤おわすものだということは世間の常識になっていると見ていい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が事匡救に関する限り...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「農村匡救」ほどいいものは地主にとって又とないのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...軍部では二千五百万円を支出して凶作地に軍需工業製品の授産をし、その製品を買い上げて救済の形を与えようとしているそうだが(一九三四年十一月十九日『読売』)之も亦、軍需工業資本家の農村工業化の提唱と同様に、農民の貧窮から低賃金を僥倖しようというものであって、匡救の目標は、道徳的に又常識的に云えば農村(農民とは呼ばないことを注意!)であっても、資本の要求から云えば、日本の経済的、従って軍事的、世界進出こそが、匡救(?)の対象に他ならない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農村匡救の淵源は実にここに存すると云わねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農山漁村の匡救などは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之れに對する匡救の責任は懸つて閣下の肩上に在らずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而して閣下は啻に行政官庁の曠職を匡救する手段を取らざりしのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...内閣の失政を匡救するを為さずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...幸(さいわい)に父に匡救(きょうきゅう)せられて悔い改むることを得た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...【七一】匡救...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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