...その匡救のため国家や社会団体が興す公共土木事業を指す)〕に追い使うか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...(一九三五・九)一五 農村匡救の種々相東北凶作義金の応募額は可なりの嵩に及んでいるらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...前のは凶作の匡救を道徳で以て置きかえたのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...云うまでもなく之は凶作匡救のための一つの根本対策の心算なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...爆発の境界線を突破しない限度以上は匡救の実を挙げることは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...即ち災害費(之は実は主として農村匡救費を意味する)は農村の地主を潤おわすものだということは世間の常識になっていると見ていい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...にも拘らず「農村」を匡救すればそれがおのずから「農民」の匡救になるだろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...処が事匡救に関する限り...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...この地主達は匡救費のおかげで思わぬ高利貸し稼業が出来るというわけだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...匡救事業は最低賃金をしか支給しないことを原則としている...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...軍部では二千五百万円を支出して凶作地に軍需工業製品の授産をし、その製品を買い上げて救済の形を与えようとしているそうだが(一九三四年十一月十九日『読売』)之も亦、軍需工業資本家の農村工業化の提唱と同様に、農民の貧窮から低賃金を僥倖しようというものであって、匡救の目標は、道徳的に又常識的に云えば農村(農民とは呼ばないことを注意!)であっても、資本の要求から云えば、日本の経済的、従って軍事的、世界進出こそが、匡救(?)の対象に他ならない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...農村匡救の淵源は実にここに存すると云わねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...地方地方に適した土木匡救事業のための予算を臨時議会に提出するという...
戸坂潤 「社会時評」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...内閣の失政を匡救するを為さずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之れに対する匡救の責任は懸つて閣下の肩上に在らずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は必らず自ら起つて其の難局を匡救せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...幸(さいわい)に父に匡救(きょうきゅう)せられて悔い改むることを得た...
森鴎外 「渋江抽斎」
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