...棒や匙でかき廻したり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...茶匙に二杯ほど無理強いに飲み込ませたものでした...
薄田泣菫 「初蛙」
...私が匙(さじ)で掬(すく)って食べさせる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...母が目をぱっちりあいた待ちかねた目をぱっちりとみんなこいみんなこい目をあいたぞぱっちりとけさから待ちかねた目をけさからさ見える?かすかなうなずき水?かすかなうなずき一匙 二匙 三匙ついぞ見ないみみずくみたいな顔をして三匙 四匙 五匙不思議にのんだ 目をあいた母が断片...
中勘助 「母の死」
...感傷転換をやるほどの匙加減(さじかげん)はあってしかるべきものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...突然右の手に持った匙を放り出して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...お醫者も匙(さじ)を投げてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...熟練した医師たちもはやずっと前から匙(さじ)を投げていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...『自分等(じぶんら)は去(さ)る三月(ぐわつ)喧嘩(けんくわ)をした――丁度(ちやうど)彼(あ)れが狂人(きちがひ)になる以前(まへ)さ――』(三月兎(ぐわつうさぎ)の方(はう)を茶匙(ちやさじ)で指(さ)して)――『それは心臟(ハート)の女王(クイーン)に依(よ)つて開(ひら)かれた大會議(だいくわいぎ)があつて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...別にフライ鍋へバター大匙一杯を溶かしコルンスターチを大匙一杯いためスープ二合を加え前の裏漉にしたるアスペラ二斤ほどを入れて火に掛け二十分間煮てまた裏漉にし牛乳五勺塩胡椒にて味を付けまた暫らく弱火に掛け煮て...
村井弦斎 「食道楽」
...冷めた処へメリケン粉を大匙四杯加えて杓子(しゃくし)でよく混ぜ合せて裏漉(うらごし)にかけます...
村井弦斎 「食道楽」
...古いパン半斤の中身を水で絞って玉子二つとバター大匙一杯と塩胡椒と混ぜて拵えます...
村井弦斎 「食道楽」
...実際匙を執るものが先生一人であつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まれには小匙(こさじ)一ぱいの塩(しお)ということもあり...
柳田国男 「母の手毬歌」
...まだ匙(さじ)が自由に使えないので...
山本周五郎 「つばくろ」
...逆に虎穴を選んだわけですよ」知也は暗がりで匙(さじ)を取った...
山本周五郎 「めおと蝶」
...」千鶴子は紅茶を匙で掬っては滴し滴しやはり沈んだ...
横光利一 「旅愁」
...匙(さじ)で少しずつ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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