...北面武士から出発し...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...北面すれば南蠻怨むの境遇に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...青年は大菩薩連嶺の南面と北面との景色が全然一変していること...
中里介山 「山道」
...小蓮華の北面に、榛か樺か秋の草と雪に伏し、稜線は光の覆輪をかけ、白馬東面の雪庇強い藍影をひく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私も先年慶州の川北面の丘陵上で...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...北面の壁は硝子(ガラス)の大窓(おおまど)に半(なかば)を占められ...
森鴎外 「うたかたの記」
...その家は北面の背後を...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...北面して臣下の列の中へ無理に立たせた...
吉川英治 「三国志」
...北面魏をうかがい...
吉川英治 「三国志」
...北面(ほくめん)(院ノ武者)としておいで遊ばした左兵衛(さひょうえ)ノ尉(じょう)兼好(かねよし)さまでございましたか...
吉川英治 「私本太平記」
...北面(ほくめん)伺候(しこう)の二十六...
吉川英治 「私本太平記」
...――兼好が北面を辞して...
吉川英治 「私本太平記」
...かつては後宇多の仙洞(せんとう)に北面として近侍していたことがあったからだ...
吉川英治 「私本太平記」
...北面の侍所に豪(ごう)の者として聞えのある近藤右衛門尉との訪れは...
吉川英治 「親鸞」
...不平をいだく北面の武士や...
吉川英治 「親鸞」
...新大納言や北面の不平武者にそそのかされて...
吉川英治 「親鸞」
...後の西行法師)――などみな鳥羽院北面の武者...
吉川英治 「随筆 新平家」
...僅かに山頂の平地から山の東北面にかけて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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