...北面すれば南蠻怨むの境遇に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...まさしく臨終であると見えたとき、慈覚大師の九条の袈裟を架け、頭北面西にして、「光明遍照(こうみょうへんじょう)...
中里介山 「法然行伝」
...この北面が騒動の種である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...審判役の阿部伊勢守は北面してひかえる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...北面の方で苦しそうに泣きつづけていた...
堀辰雄 「姨捨」
...猫はもう北面へも出されずに...
堀辰雄 「姨捨」
...その一例として例へば北面の武士であつた西行法師などはそれで彼は二十三...
吉川英治 「折々の記」
...北面して臣下の列の中へ無理に立たせた...
吉川英治 「三国志」
...一北面の下(げろう)などへ...
吉川英治 「私本太平記」
...それに北面の武士...
吉川英治 「私本太平記」
...かつては後宇多の仙洞(せんとう)に北面として近侍していたことがあったからだ...
吉川英治 「私本太平記」
...大金剛の西面から北面...
吉川英治 「私本太平記」
...四国の西北面を押圧(おうあつ)している大兵もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...主(あるじ)の会釈(えしゃく)をうけると、「てまえは、北面の兵衛所(ひょうえどころ)に詰めておりまする多田蔵人(ただのくろうど)と申す者です」次席の侍も、それに次いで、おごそかに、「同じく、北面の武士、近藤右衛門尉師高(こんどううえもんのじょうもろたか)」と名乗った...
吉川英治 「親鸞」
...四院の文官と、北面の武士と、ものものしく連判してあるのである...
吉川英治 「親鸞」
...「――まことは、北面の侍ども、また、ただいま読み申した連判の輩(ともがら)が、血をすすりあって、院の法皇を仰ぎ奉り、新大納言の君を盟主として、暴悪な平氏を一挙に、覆(くつが)えさんと思うのでござる...
吉川英治 「親鸞」
...僅かに山頂の平地から山の東北面にかけて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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