...曰く南都北嶺の僧兵也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼は南都北嶺の恐るべき勢力たるを看取し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...久しく平氏が頭上の瘤視したる南都北嶺をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...南都北嶺の反心によりて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...南都北嶺の僧兵及乞食法師辻冠者等をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼が朝家に処し、平氏に処し、諸国の豪族に処し、南都北嶺に処し、守護地頭の設置に処し、鎌倉幕府の建設に処するを見る、飽く迄も打算的に飽く迄も組織的に、天下の事を断ずる、誠に快刀を以て乱麻をたつの概ありしものの如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...南都北嶺とやらの聖(ひじり)僧たちも少からぬように見うけたが...
芥川龍之介 「邪宗門」
...比叡山の北嶺に対していう...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...諸方に触れをして南都北嶺の高僧達を招き集めることにした...
中里介山 「法然行伝」
...南都北嶺の衆徒の中から念仏を阻止妨害しようとの運動が起って来た...
中里介山 「法然行伝」
...三十三そうして南都北嶺の訴えは次第に止まり専修念仏の興行は無難に進んでいったようなものの...
中里介山 「法然行伝」
...――南嶺北嶺(なんれいほくれい)の高きにある堂塔をおどり出た大衆の集合はもっと早かった...
吉川英治 「私本太平記」
...北嶺(ほくれい)より入山あって...
吉川英治 「私本太平記」
...この北嶺(ほくれい)の頂(いただき)へのぼってからは...
吉川英治 「親鸞」
...いやしくも北嶺(ほくれい)の駿足といわれた者が...
吉川英治 「親鸞」
...数世紀の間人心を支配した南都北嶺の教権は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...彼の時代は南都北嶺の衆徒が放火殺人を事とする時代である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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