...地面に匐つた太い木の根に躓いて...
石川啄木 「赤痢」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...こんどは白木がひらりと身を翻(ひるがえ)して床の上に腹匐(はらば)いになると...
海野十三 「暗号音盤事件」
...雪の上を匐(は)って道の方へ出てくると見えたが...
海野十三 「雪魔」
...彼女の背筋(せすじ)に匐(は)いあがってくる...
海野十三 「什器破壊業事件」
...さらば重(おもき)かたより引上んと匍匐(はらばひ)して双手(もろて)を延(のば)し一声かけて上んとしたる時...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...更に匍匐して調べられたという...
外村繁 「澪標」
...また匐(は)ひ戻(もど)つてきました...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...物の影が長く地を匐ってる上を...
豊島与志雄 「月明」
...畳の上に腹匐いながら...
豊島与志雄 「同胞」
...二炭出すや、匍匐ひ入る、闇き炭がま、鼻のうれ、膝がしら、えたへず、熱き竈は、布子きて入る、布子きて入る、熱きかま、いや熱きは、汗も出でず、稍熱きかまぞ、汗は流る、眼にも口にも、拭へども、汗ながる/\...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...湿気は飢ゑとともに到る処に匐い廻つた...
原民喜 「飢ゑ」
...腹匐(はらば)ひで...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...土嚢を翳して匍匐することは辞せない...
森鴎外 「あそび」
...白粉の鬱陶しい香(にお)いと捌口のない炭酸瓦斯(ガス)の匍匐(ほふく)...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...ラムプの光りを吸取りながらズンズンと畳の上に匐(は)い拡がっているのであった...
夢野久作 「斜坑」
...綺麗に刈り込んだ芝生の上に匐い上った...
夢野久作 「白菊」
...いきなりそこへ匍匐(ほふく)して...
吉川英治 「私本太平記」
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