...膝をついて匐(は)ったり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」私は土手を匐うように低く生えた笹の葉の緑色を珍らしく見ながらそういった...
伊藤野枝 「転機」
...これに鬼蔦の匐(は)ひ付きたるが...
巌谷小波 「こがね丸」
...匐上(はいあが)って来るような気がしてなりませんでした...
海野十三 「怪塔王」
...膃肭獣(おっとせい)の如く両手で匐(は)って...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...玄関の壁へ匐いこんでいる電線に...
海野十三 「断層顔」
...あんな虫(むし)が匐(は)ひまわつてゐます...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...岩の間に小さな路が匐(は)って下りているのが上から見える...
田畑修一郎 「石ころ路」
...ピチ公は崖(がけ)のふちへ匐(は)つていきました...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...国王とモンテスパン夫人との寝台の下に腹匐(はらば)いになったローザン氏の姿勢は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蛇(へび)は自由(じいう)に匍匐(はらば)ふには餘(あま)りに瘡痍(きず)が大(おほ)きかつた...
長塚節 「土」
...二炭出すや、匍匐ひ入る、闇き炭がま、鼻のうれ、膝がしら、えたへず、熱き竈は、布子きて入る、布子きて入る、熱きかま、いや熱きは、汗も出でず、稍熱きかまぞ、汗は流る、眼にも口にも、拭へども、汗ながる/\...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...足許に匐っている薄暗い空気を手探りながら...
原民喜 「翳」
...腿まではいる雪の中を四つ匐いになって歩いた...
本庄陸男 「とも喰い」
...セリの茎が立って梢に花の咲く時分前後モウ既にその茎の下部から四方八方に匐枝を引き長く泥面を這うている...
牧野富太郎 「植物記」
...匍匐(は)い逶(もごよ)う...
南方熊楠 「十二支考」
...或は匐行(ふくかう)して主に謁し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...匍匐(ほふく)して君側(くんそく)に進むと...
森鴎外 「渋江抽斎」
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