...匐(は)い廻らねばならぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...熊のように四足で匐い廻っていたのであった!翌朝...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...はるかな地上には煙霧が匐(は)い...
海野十三 「三重宙返りの記」
...あとは紙類がごそごそ匐(は)っている程度である...
海野十三 「第四次元の男」
...屍のうえを匐っていった...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...床だの壁だのが振動を始めるのでその振動が體を匐ひのぼつて頭に響いて來る...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...それは私が匍匐している場所にまで達したかのように感じた...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...汽罐の前方を廻って反対側の框(フレーム)に匐(は)いつくばっていたに違いない...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...匐(は)へば立て...
高山樗牛 「瀧口入道」
...漸く匐い出して来た姉は...
豊島与志雄 「月明」
...畳の上に腹匐いながら...
豊島与志雄 「同胞」
...彼は必死で船の方へ匐(は)い上ろうとする...
原民喜 「火の唇」
...或は匐行(ふくかう)して主に謁し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...玄関から匍匐して進んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...色々の光線が窓硝子(ガラス)を匐(は)い辷(すべ)った...
夢野久作 「人間レコード」
...こっそりと渡殿の欄干を匐(は)い上り...
夢野久作 「名娼満月」
...予等は小松を移植した崖上の坂道を殆ど匍匐して登り...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ゴソゴソと匐(は)いだしてくる男がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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