...匆々(そうそう)辞して起ちたりしが...
石井研堂 「元日の釣」
...匆々(そうそう)出立してしまいました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...匆々(そこ/\)に琵琶をしまつて座を立つた...
薄田泣菫 「茶話」
...匆々頓首...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...匆々(そうそう)...
太宰治 「二十世紀旗手」
...以上の匆卒(そうそつ)なる瞥見(べっけん)によっても...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...とても帰られなくなりて今欧洲の大都(たいと)に遊ぶ人の心の如くに日本を呪詛(じゅそ)せしものと存候このつぎ御来遊のせつは御一所に奈良へ出かけたきものに候妻(さい)よりよろしく 匆々三月二十一日上田敏永井荷風様侍史大正五年われ既に病みてつかれたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...御帰り匆々、随分気が利かないわね...
夏目漱石 「それから」
...匆々に日本を離れた...
久生十蘭 「湖畔」
...四十一年の正月匆々壊疽(えそ)になり...
久生十蘭 「新西遊記」
...暑中休暇も取れぬので匆々(そうそう)に出勤する...
二葉亭四迷 「浮雲」
...声こそ立てなかったがY君は匆卒にノートを引さらって室をとび出し...
森於菟 「屍体異変」
...新婚匆々(そうそう)の黛夫人に心底を打ち明けて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その中(うち)でも一番最後に残しておいたのが姉の新婚匆々時代の紅い服一着と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ただいまより匆々(そうそう)に...
吉川英治 「上杉謙信」
...匆々(そうそう)...
吉川英治 「三国志」
...二人は匆々(そうそう)に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...匆々(そうそう)と別れて行った...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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