...匆々(そうそう)行きそうにするのです...
芥川龍之介 「アグニの神」
...暫く人事の匆忙を忘れる時...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「「ケルトの薄明」より」
...匆々両耳を塞がざるを得ない...
芥川龍之介 「上海游記」
...朝飯も匆々に机に対った処へ...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...赤羽主任が匆々(そうそう)にまとめ上げた推理の筋道であった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...(以上は匆卒(そうそつ)の間に筆をとった一葉の素描のようなものに過ぎないのであって...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...以上の匆卒(そうそつ)なる瞥見(べっけん)によっても...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...匆々(そう/\)忙々(ばう/\)と茫然自失する折から人を躍(をど)り立たす様な奏楽(そうがく)の音起つて...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...余は何故匆卒に其宿を立つてしまつたのであつたかとそれも分らぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...新婚匆々の細君を携帯して...
久生十蘭 「白雪姫」
...なぜかあわててアメリカ経由で匆々(そうそう)に日本へ帰ってしまいました...
久生十蘭 「ハムレット」
...乙な眼遣(めづかい)をし麁匆(ぞんざい)な言葉を遣って...
二葉亭四迷 「浮雲」
...匆々東京に戻つて...
牧野富太郎 「ムジナモ発見物語り」
...訳語妥当(だとう)ならざるは自らこれを知るといえども匆卒(そうそつ)の際改竄(かいざん)するに由(よし)なし...
正岡子規 「ベースボール」
...出る匆々(そうそう)草鞋を泥に踏み込んで...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...匆々(そうそう)に立ち戻り...
吉川英治 「三国志」
...急に顔いろもよくないが」「悪酔いしたかもしれません」「酒は強いお身なのに」「体のぐあいでしょう」匆々(そうそう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...匆々(そうそう)と別れて行った...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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