...匆々(そうそう)行きそうにするのです...
芥川龍之介 「アグニの神」
...匆々師匠の部屋から出て参りましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...朝飯も匆々に机に対った処へ...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...夜に入ると匆々(そうそう)...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...匆々(そうそう)タオルと石鹸を持って飛び込んで来たのだった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...匆々(そうそう)頓首(とんしゅ)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...匆々(そこ/\)に琵琶をしまつて座を立つた...
薄田泣菫 「茶話」
...匆々(そうそう)...
太宰治 「虚構の春」
...やがて匆々(そうそう)に外へ出た...
徳田秋声 「仮装人物」
...見料をおいて匆々(そうそう)にそこを出た...
徳田秋声 「縮図」
...否私が歸りに出すと匆々と懷ろに入れて了ひましたよ...
徳田秋聲 「媒介者」
...コノ稿ハ昭和七年三月三十日正宗白鳥君ノ論文ヲ読ミ燈下匆々(そうそう)筆ヲ走ラセタ...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...歳月匆々(そうそう)十歳(じっさい)に近し...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...殿様には若年の折から驚癇(きょうかん)の持病があられるので、大方はそのことと合点し、匆々、関の御本陣へ落着するなり、耳盥に水を汲ませて頭熱(ずねつ)の引下げにかかったところ、殿様は「おのれは医者の分際で、病の上下も弁えぬのか」といきられ、片膝をあげてふぐりを見せた...
久生十蘭 「玉取物語」
...匆々(そうそう)東京を出発する用意をし...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ただいまより匆々(そうそう)に...
吉川英治 「上杉謙信」
...匆々(そうそう)に立ち戻り...
吉川英治 「三国志」
...兵糧や馬の飼いも匆々(そうそう)に...
吉川英治 「私本太平記」
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