例文・使い方一覧でみる「包有」の意味
スポンサーリンク...宇宙星雲及びその中に包有せらるる数多の消えた太陽と衝突するであろう... 
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...輕石又は他の岩片を包有し...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...農業、牧畜、制度、文学、法律、慣習等凡て、この人文的事業の名目中に、包有せらる...
高木敏雄 「比較神話学」
...無数の説話を包有する一個の説話圏の名称にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...要するになんらかの「生産能」を包有しているある物がなければならないのである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...その中にむせっぽいほどに濃艶（のうえん）なる雰囲気を包有している...
寺田寅彦 「柿の種」
...今考えてみるとその時代としては恐ろしい危険思想を包有した文句であった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...先生の俳句を味わう事なしに先生の作物の包有する世界の諸相を眺める事は不可能なように思われる...
寺田寅彦 「夏目先生の俳句と漢詩」
...あのガッチンガッチンの定斎屋よりもはるかに多くの過去の夢と市井の詩とを包有していたような気がする...
寺田寅彦 「物売りの声」
...彼のいうごとく「どこかの他の世界」では適用しうるものを包有している...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...地質学者にとってかなりに興味あるものを多分に包有し提供している...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...自由黨は亦百頭顱に近かき代議士を包有すと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...自由党は亦百頭顱に近かき代議士を包有すと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...陽球とこれに包有せらるゝ電子との相互作用については...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...それは「生産能」を包有している文章である...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...詩の言葉の包有してゐる連想や...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...そのすべてを包有して...
吉川英治 「三国志」
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