...『五匁弾だもの...
石川啄木 「刑余の叔父」
...たゞ匁(もんめ)で連出(つれだ)す算段(さんだん)...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...二十五年前には日本の島田や丸髷の目方が何十匁とか何百匁とかあって衛生上害があるという理由で束髪が行われ初め...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...目方が百七十匁に過ぎない香木である...
薄田泣菫 「茶話」
...銀にして十二貫五百二十匁也金にして二百八兩三分也右者海國兵談を千部仕立候値の大略の積方也...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...百匁七十円だったと答えた...
豊島与志雄 「聖女人像」
...五十匁四拾圓となる...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...三十匁でございましょうか――まだ私もよく取調べておりませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...福神漬を五十匁買う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...五貫匁もある重い腿をぶらさげて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...これでも十五六貫匁入れてあるんですよ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...ひとつ三匁五匁という眼の玉が飛びだすような高い鮨が飛ぶように売れた...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...掛目(かけめ)三貫匁もあるような大きな海鳥が...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...また目方(めかた)にしてもその通(とおり)で此処(ここ)で十匁(もんめ)あるものを赤道直下で量(はか)ったらきっと目方(めかた)が減る...
平井金三 「大きな怪物」
...もてなしのお礼に味噌の残り約三百匁とイワシのかん詰めをお茶代がわりにその女房のしわ目の多い掌に進呈したのである...
細井吉造 「二つの松川」
...二十五匁というのは小さいジャガイモ二個です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...晩が牛肉のスキ焼五十匁葱一本とつく薯のすりたるもの中皿一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...大広間に置き並べられた百匁(め)蝋燭(ろうそく)の燭台が...
夢野久作 「近世快人伝」
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