...私に取って一両二分などいう給料は従来の二十匁に比してどんなに結構か知れません...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...田舎味噌百匁八銭...
種田山頭火 「其中日記」
...カラス麦を五百匁(め)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...予(わし)に毒藥(どくやく)を一匁(もんめ)ほど賣(う)ってくりゃれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一匁を同じく五分吊した後同じ十匁を懸けたのとでも若干の相違がある...
寺田寅彦 「方則について」
...日本で重量の名稱を一匁(一文目)といふ如きは...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...「羽、葉、匁、端」「放」「散(ハフル)」「元、初、始」「走」「延(ハフリ)」「這」「浜」等に、更に面白いのは、「ハル」の語群である...
中井正一 「言語は生きている」
...あとは寂然(ひっそり)として百匁蝋燭の炎(ほのお)がのんのんと立ちのぼる...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうすつと一(ひと)つ十六匁(もんめ)七分(ぶ)づゝだ...
長塚節 「土」
...五匁玉半分煙にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「二百匁ほど買つとくかな……」男はさう云つて...
林芙美子 「下町」
...資子にしろ月三匁ずつの傭兵にしろ...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...「あれだけの米俵を載せたとなれば、千貫匁の重石だ...
牧野信一 「鬼の門」
...」「大政治家とか大學者とかいふ人は蛋白質を何匁(なんもんめ)とか取らなければ腦が強くならないから...
正宗白鳥 「假面」
...一夜を銀六匁にて呼子鳥...
南方熊楠 「十二支考」
...それから同じ大きさでも重量(めかた)が大層違って十二匁(もんめ)のもあり十四匁のもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...豚肉の百匁でもいいし...
山本周五郎 「青べか物語」
...二貫匁という大量の砂金が採れた...
山本周五郎 「さぶ」
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