...新田義貞と勾当内侍を描いた大和絵式のものを出品しまして先生のお賞めにあずかった事を未だに忘れずに居ります...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...後醍醐天皇新田義貞に勾当(こうとう)の内侍を賜わる...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...新田義貞と勾当内侍(こうたうのないし)の色事の条(くだり)だよ...
薄田泣菫 「茶話」
...勾当の性行逸事等を聞きて音楽の妙手たりしのみならず...
太宰治 「盲人独笑」
...其生存中に於ける事業の大要及び勾当の趣味等につき...
太宰治 「盲人独笑」
...勾当、病歿せしは明治十五年、九月八日...
太宰治 「盲人独笑」
...勾当の霊も、また、その子孫のおかたも、どうか、ゆるしていただきたい...
太宰治 「盲人独笑」
...意識して故勾当を...
太宰治 「盲人独笑」
...勾当(こうとう)と云う位は持っておりましてもそれは名ばかりでござりまして...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...一箇の藪原勾当(こうとう)として自らも振舞い...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...勾当(こうとう)の内侍(ないし)ちょうど...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)ノ内侍は「はい」と胸でいってみたが...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当ノ内侍は、いや麗子は、まだ曠(は)れては、一族の人と顔を合せていないので、「私は」と、いそいで、となりの間(ま)へ立ちかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)の内侍(ないし)の色に溺(おぼ)れ給うて」などとしている蔭口は...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)の名誉もさずけた...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに勾当(こうとう)ノ内侍(ないし)のことを書いたがあらかた私の創作である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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