...新田義貞と勾当内侍を描いた大和絵式のものを出品しまして先生のお賞めにあずかった事を未だに忘れずに居ります...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...この勾当の内侍半ば簾(みす)を捲(ま)きて琴を弾じ給ひけり...
薄田泣菫 「茶話」
...葛原勾当その人に就(つ)いても...
太宰治 「盲人独笑」
...「葛原勾当は予が郷里備後(びんご)の人にして音楽の技を以て其名三備に高かりき...
太宰治 「盲人独笑」
...纏(まと)めた故葛原勾当の極めて大ざっぱな略伝である...
太宰治 「盲人独笑」
...ここには、勾当二十六歳、青春一年間の日記だけを、展開する...
太宰治 「盲人独笑」
...七百頁の「葛原勾当日記」のわずかに四十分の一...
太宰治 「盲人独笑」
...師匠の大出勾当(おおでこうとう)は...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...勾当内侍(こうとうのないじ)これを認め...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...杉原勾当の家の中がアガったのが六時すぎ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...内山町の盲人百島勾当(ももしまこうとう)の家を遊所(あそびどころ)として諸持等を此(ここ)に集(つど)えることになったのは当時の事である...
森鴎外 「細木香以」
...益沢勾当(こうたう)話...
柳田國男 「信濃桜の話」
...その人と、勾当ノ内侍とは、瞼のうちで、けじめもつかぬほどよく似ている...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)ノ内侍(ないし)の噂だ...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当ノ内侍は、いや麗子は、まだ曠(は)れては、一族の人と顔を合せていないので、「私は」と、いそいで、となりの間(ま)へ立ちかけた...
吉川英治 「私本太平記」
...新田義貞における勾当(こうとう)ノ内侍(ないし)のように...
吉川英治 「私本太平記」
...勾当(こうとう)...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに勾当(こうとう)ノ内侍(ないし)のことを書いたがあらかた私の創作である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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