...私どもの住んでいた小屋は藩から立てられたもので、勤番小屋、常府小屋に区別され各役相応の等差があった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これは勤番者が這入るので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私の父は要路に当っていたので度々江戸へ勤番して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「これは勤番(きんばん)のお侍でもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...二百余名の甲府勤番がそれで納まるか知らん...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしそれで納まっているようなら世は末だ、徳川の天下もいよいよ望みなしじゃ」「その通り、我々が不平なるが如く、二百余名の勤番、誰とて駒井を快く思うものはあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...勤番支配を向うに廻したんじゃあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにあのお方は甲府の勤番支配といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...城内の勤番のなかに覚えのある者で...
中里介山 「大菩薩峠」
...また勤番のお侍のうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に甲府城の勤番支配であった駒井能登守...
中里介山 「大菩薩峠」
...「甲府の勤番支配をしていた男...
中里介山 「大菩薩峠」
...おじさん、あなたが行って下されば、願ったりかなったりです」「そんなことは全くおやすい御用だ――房州は何というところだね」「洲崎(すのさき)というところでございます」「洲崎――あんまり聞いたことのねえ名だが、なあに、たずねれば直ぐわかるだろう」「江戸の霊岸島から、船で行くといいそうでございます」「船はいけないね、千葉の方から内海を一走りした方が楽だろう」「どちらでもかまいません――洲崎に、わたしが只今お預かりしているお子さんのお父様がおいでになるのです、そこへお便りをしていただきとうございます」「うむ、何という人だね」「以前は、駒井能登守様といって、甲府の勤番支配をつとめていらっしゃいました」「え、甲府の勤番支配、そりゃ大物だ」七兵衛はここで、ギクリとした思い入れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府勤番のころ、町方で検校(けんぎょう)が井戸にはまって死んだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...勤番支配の駒井能登守が来ることが書いてある...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...甲府勤番支配というものは...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...甲府の勤番士の剣道指南をしている小林文吾という者が...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...大手勤番加番面番被仰付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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