...「これは勤番(きんばん)のお侍でもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府の勤番へ宛てての紹介状があったはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろの席でこれも擬(まが)い勤番の木村に尋ねると...
中里介山 「大菩薩峠」
...支配が来ると? しからば今まで欠けていた勤番支配の穴が埋まるのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州に入っての勤番支配の権威は絶大というべきものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...勤番の御支配とやらが泊っている本陣から盗み出したといえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...このたび甲府勤番支配を承った駒井能登守の手の者...
中里介山 「大菩薩峠」
...新任の勤番支配が何用あって...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に甲府城の勤番支配であった駒井能登守...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府の勤番の支配とやらの...
中里介山 「大菩薩峠」
...勤番衆といえば名だけはいかめしいが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...甲府の勤番にいたころ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...又大阪に行(いっ)て勤番(きんばん)をして居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...失礼でござんせんければ――」「失礼も何もあるものか――いや美婦の紅唇(くちびる)にふれた猪口(ちょく)のふち――これにまさるうれしいものはござるまいて――」勤番ざむらいの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「いよいよ御出世の時がまいりましたわね、御用係といえば殿さまのお側勤めでしょ、きっとすぐお眼にとまって、大事な役を仰付けられるにきまっていますわ」「あなたはなにもご存じないのです」彼はこういいかけた、しかし弁解してもむだだと思い、溜息(ためいき)をついていった、「――しかし、まあとにかく、それはそれとして、私はこの秋には、国許へ帰れると思っていたんですがね」「あらどうしてですの」「――どうしてって、……だってこの秋で、勤番の期限が、私は切れるんですから」「あら、そうすればそれで、お帰りになるんですの」「――だって、それは、……どうしてですか」「どうしてって、なにがどうしてですの」みつ枝は頬を赤くし、愛らしい眼をいっぱいにみひらいて、真正面からしんけんにこちらを見まもった...
山本周五郎 「百足ちがい」
...同時に万三郎は長崎勤番を命ぜられて...
山本周五郎 「風流太平記」
...甲府御勤番にいらっしゃるとか...
山本周五郎 「風流太平記」
...勤番の浅黄裏(あさぎうら)もぼつぼつ通る...
吉川英治 「江戸三国志」
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