...其心まづ精緻にして根氣よく勤勉にして且つ細心ならざる可(べ)からず...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「錬金道士」
...君の勤勉には頭がさがるが...
種田山頭火 「旅日記」
...大世紀……などの各時代を通ずる放逸のありさまを勤勉に細叙してある小説に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そう勤勉に講義に出てはいないのだから(一学期分と...
直木三十五 「死までを語る」
...其勤勉に報うる幸運が彼を導いて今の家に送った...
長塚節 「太十と其犬」
...キッドが、その種族の偉大なる原因は、平民的なる日常道徳を有してこれを行うことと、勤勉にして、真理を愛し、かつ正直なるとにありと主張するは正当の説にして、またデモランがこれらを以て、アングロ、サクソン人種の雄大なる所以の主質なりと説明せることも、また大にその理あり...
新渡戸稲造 「我が教育の欠陥」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として勤勉に立働く魚芳は...
原民喜 「翳」
...という意味は、それと同時に、もっと自主的になり、もっと勤勉に、もっと男らしくなったろうということなんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...悲境を打開する方法を勤勉に求めずに賭博に求めるような困憊(こんぱい)した性格においては...
久生十蘭 「黒い手帳」
...かつもろもろの典拠を勤勉に対照して...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...勤勉に努めようという心持になり得ようはずはなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...常々の自分の勤勉に味噌をつけるものだと彼は固く信じてゐた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...勤勉に働いて家庭生活を愛している人民の一生を...
宮本百合子 「国際婦人デーへのメッセージ」
...愉しく勤勉にやってゆきます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(生活法を)一しお自分は勤勉に躾けようと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さうして私を信じ私の依頼する多くの紙を勤勉に作つてくれた...
柳宗悦 「和紙十年」
...島さんは勤勉に興信所へかよい...
山本周五郎 「季節のない街」
...敬虔にかつ勤勉に...
与謝野晶子 「既成宗教の外」
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